映画三昧記

映画三昧記2013年12月23日
●僕は論より証拠。

「王妃の紋章」を見た。
あの「HERO」、「ラヴァーズ」のチャン・イーモゥ監督。
ジョン・ウーの「レッドクリフ」に刺激されてか、
ここまでやるか、こうまでやるか、ここまで金を湯水のごとく、
製作費50億とか?
セットは豪華絢爛、衣装はきらびやか、エキストラは総動員。
前半は抑え気味に、毒盛り話に終始で??????
ラストは、まあ、まあ、やるわ、やるわ、戦闘シーンの大盛り合わせ!
もうたらふく!もういいや!にげんなり。
見ていて、だんだん腹が立ってくる。
一体、ここまで金をかけて、あの「初恋の来た道」のチャン・イーモウの志はどこにある。
あの「HERO」のアクションシーンもロケハンの成せる業での自然をうまく取り入れた
流麗な剣の舞に唖然となったものだ。そこに、監督の良さがあったのに・・・
この作品は、成金趣味の、どうだい!こんな贅沢な映画、見せつけてやるかが、透けて見えて
あ〜、いやらしい。嘔吐したくなる。
話もどだい、おかしい!
それにしても、絵は度胆抜くセットは一見の価値はあるのは言うまでもないが・・・。

「黒振り袖を着る日」を見た。
篠原哲雄を長年師事した柴山健次監督の3話からなる短編集。
1話目の「きっと忘れない」はいい。デティールが面白い。
これは必見かな?
そして、3話が「黒振り袖・・・」だが、テーマはいいし・・・テクニックは総じて上手いし、
だが、なんか、微妙に物足りない。
こんな作品、ここ最近多いな・・・・。
余談だが、NHKや民放各社のテレビドラマも見ていてつくづく思うのは、
みな、カット割り等が映画のように上手いし、こなれている。
ハリウッド演出も勉強してきた若手たちの台頭の結果か?
ビックリするぐらい、本当に上手い。
だが、テクニックに走りすぎて、
どうも、感性が伝わってこない。
”俺のテクニックはどうだい?”が鼻がつくのか・・・
よくある、売れてきた歌手が急に趣味の歌の押し付け感に似ているような・・・
これが落とし穴か・・・。

才能あるものは、やっぱ、一握りかな?
まあ、そこがええんと違いますか。
感性だけは、勉強出来ないものネ。
(えらそうに、才能ない私が言う資格もないが・・・)

バカリズムの監督作品「ひとり交換日記」を見た。
期待して見た。
だって、バカリズム、感性あるもの。
う〜ん。
やっぱ、餅屋は餅屋に任せないとダメですネ。
残念!

映画三昧記2013年12月20日
●僕は和気あいあい。

韓国映画「王になった男」を見た。
韓国で1200万人以上動員した大ヒット作品。
主演はイ・ビョンホン。今やハリウッドでも活躍、波に乗っている。
今流行の歴史ものだが、ストーリー展開の後半いい。
王の影武者なのだが、陰謀と裏切りが渦巻く中で、数日間だけ王に変わって
政権をふるう。その姿に付添人も取り巻きも感情移入していく・・・。
あれっ?と思うシーンも多々あるが、
それを押し切るエンターティメント。面白い!
そして、極めつけはラスト。
泣ける〜!このラストシーンはいい!
大当たりするのもうなづける。
これぞ、イ・ビョンホンの代表作であることは間違いない!

立花胡桃の原作実話「ユダ」を見た。
誰?立花胡桃って?が大半か・・・。
知る人ぞ知る、歌舞伎町のキャバクラの女王と君臨した伝説のキャバ嬢の物語。
私、タイプです。(もう今や、一児のお母ちゃんながら、
たくましく羽鳥のワイドショーのコメンティターも務めてる)
意外にも、この手の映画にしては良くできている。
見れました。

ブラッドピットの「ワールドウォーZ」を見た。
ひとこと、”ゾンビ映画”
今更、あのブラピがゾンビ映画に出るとは・・・・?
何のこっちゃないスートーリーにも口あんぐり。
CGはこれまでか、これまでか見せてはくれるが、
話自体がつまらないから、どうも乗らない。
あ〜、しんど。

映画三昧記2013年12月14日
●僕はトッポジージョのモノマネよりドナルダックが得意かな?

韓国映画「ベルリンファイル」を見た。
名だたる俳優を揃えての、「シュリ」を意識しての映画の試みだが・・・
う〜ん・・・消化不良。
手が込んだ脚本に溺れて、むずがゆい物語に終始。
この手は簡単でないとネ。
TUTAYAが独占レンタル。何かイヤな感じ。

「奇跡のリンゴ」を見た。
11年間かけて、無農薬のリンゴ作りに賭けた男と家族の物語。
2年前にテレビのドキュメントドラマにはとても感動した記憶はあり、
期待して見たが、
なんか、物語の進行につれて、近所の人々をあまりにも冷たく描き、
ええんかいな?と心配。
実話に近いかもしれないが、デフォルメしなければ映画にならないジレンマか?
とにかく、
何かイライラする映画。
クライマックスのリンゴの花が咲くシーンを見る場面は感動のメイン。
だが、おいおい、
まるで、「幸福の黄色いハンカチ」じゃないか・・・
興醒め。
そこまで、もったいぶって、こねる演出はいらない。
もっと、ストレートに描けばいいのに・・・
あっ!
監督が、「アヒルと鴨の・・・」等の名うての中村義洋。
ひとひねりしたくなる監督らしい。
ここは、素直に作らないとネ。

W0W0W制作の「娘の結婚」を見た。
これは、小津安二郎生誕100周年を記念して、10年前に、あの市川崑監督が
小津の「晩秋」をリスペクトして、リメイクした作品。
小津の演出、セリフ等を忠実だが、そこは市川監督、自分の世界に持ち込んでいる。
原節子役には鈴木京香。
がんばってはいるが、
やはり、時代背景もあるが、
小津には敵わない。

ちなみに世界が選ぶ映画作品に「東京物語」が1位になったとか、
世界の目は肥えてるね・・・

映画三昧記2013年11月28日
●僕の門徒。

「舟を編む」を見た。
松田龍平、宮崎あおい、オダギリジョー、小林薫、伊佐山ひろ子、芸達者勢揃い。
監督は「川の底からこんにちわ」の石井裕也。
三浦しをん原作の映画化。
辞書作りに15年の歳月をかけて悪戦苦闘の日々を描く。
実際、三省堂の辞書は28年を費やしたという気の遠くなる作業。
娯楽作品にはなりづらいテーマながら巧みに見せる。
いい。
興行的に難しいのに、あえて映画化する制作会社、、配給会社に敬意を表する。
この心意気は日本映画の醍醐味。
昨今、スカスカ映画ばかりの大手映画映画会社(東宝)に爪の垢を煎じて呑ませたい。

「遊星からの物体Xファーストコンタクト」を見た。
あの40年前の快作、ジョン・カンペーター監督の「遊星からの物体X」のリメイク。
当時、さほどヒットはしなかったが、映画マニアでは口コミで広がった伝説の映画。
後に、「エイリアン」が出来た、エイリアン・クリチャーブームのお手本。
今作は、撮影方法も奇をてらわず、編集も抑え気味。
それが心地いい。
物語も、今風の小ネタのひとひねりがあって、前作と差別化を図る。
なかなかの拾い物。

50年前の作品、勝新の当たり役、座頭市シリーズの「座頭市喧嘩祭り」を見た。
冒頭のローソクを真っ二つに切り裂く定番、勝新の居合抜きが目にも止まらぬ速さに唖然。
凄い!改めて勝新の剣さばき驚愕。
よくある、殺陣のチャンチャンのパターンではなく、一撃必殺!
唸る、いいね〜!
脚本も秀逸。美術もいい。監督の腕もいい。
何年たっても色褪せない出来栄えです。

映画三昧記2013年11月25日
●僕はとりなすことはない。

「彼女はパートタイムトラベラー」を見た。
2007年アカデミー賞脚本賞にも輝いた「リトルミスサンシャイン」の製作スタッフの最新作。
これも、そのティストを保ちながら、独特の世界観。
セリフ、間、展開、脚本の妙がいい。
才能が凄い。

「鉄男」等でおなじみ世界も一目を置く、日本の奇才監督、塚本晋也の「悪夢探偵」を今更見る。
自らも撮影を兼ねているから、カメラワークは唸る。編集も上手い。
だが、悪夢探偵は名ばかりで、大したストーリーもなく、
ただのホラー化にはちょいがっくり。
ただ、才能はほとばしっている。

映画三昧記2013年11月20日
●僕のレシーブミスを見逃してくれよ!

「黄金を抱いて翔
べ」を見た。
あの「踊る大捜査線」をクソ映画!と、フジテレビにも平気で喧嘩を売り、毒づく、
生粋の映画人、井筒監督の最新作です。
新人時のナイナイを主演にした「岸和田少年愚連隊」、各賞総なめの「パッチギ!」等でも
本気モード、リアル感も求める監督
本作もそう。実在名がバンバン飛び交う、小気味いい。中途半端に濁さないから腹をくくった
作りがいい。「踊る・・・」を一刀両断の理由をうなづける。
まさに媚びてないのがたまらない。
だから、話に引き付けられし、面白い。
だが、ラストは、あまりにも普通の金塊強奪映画じゃないよと、遊びすぎて少しゲンナリ。
ここまで、俺は違うよ!を意識しすぎて失速。
あまりにも自我を出すのと墓穴も掘る典型。
でも、やっぱ、職人さんです。井筒監督は。

フランス製作の江戸川乱歩の「淫獣」を見た。
オチもありがちなどんでん返しながら、
日本の江戸川乱歩をリスペクトしてるのがいい。
これもありか。

映画三昧記2013年11月16日
●僕の我慢がいつか実を結び・・・気持ちは”ハナミズキ”。

松たかこ主演、岩井俊二監督の15年前の作品「四月物語」を改めて見る。
もう、何も言うこともない。
いいな〜・・・。
凄いわ〜・・・。
やっぱ、天才です。

松山千春の自小説の映画化「旅立ち・足寄より」
を見た。
これが、手抜きなしで、丁寧に描いている。
松山千春のデビューのきっかけ、恩人、心意気、千春の名刺映画です。

あややの物まねでおなじみ前田健の初小説の映画化「それでも花は咲いていく」を見た。
3話のオムニバス。その中でも2話の”ヒヤシンス”が秀逸。
才気を感じる。
前田健の意外性にびっくり。感性がいいのだろう。

中谷美紀の「しあわせのかおり」を見た。
ある小さな、こだわり食堂に見習いとしてコックになる。
「かもめ食堂」に始まり、「南極料理人」等の流れのフード映画。
ほんわかしてるが、話はベタ。
気楽に見るにはいいけどネ。

岡田菜莉子の1962年作品「秋津温泉」を見た。
監督吉田喜重はダンナ。
絵はひとこまひとこま、じっくりと凝っているが。
話が無茶苦茶。共鳴まるでなし。
とにかく、絵はとことん、こだわっている。それだけが見もの。

「トリック」、「スペック」等で斬新な演出、映像世界の先駆者、堤監督の
かなり前のとがっていた頃の作品。
女優の卵、ふたりの共同生活で巻き起こるライバルフラストレーション炸裂ムービー!。
舞台は2LDKの限定シチュエーションというテーマだけに緊迫感は腕の見せ所。
なれど、8日間で撮りきって、なお余りある余裕の出来。
才能あるもの違うな・・・。

「マルコムX」で名をはせたスパイク・リー監督のの「セントエレナの奇跡」を見た。
なんか、才能が年食ってしまったな・・・。
展開がまどろっこしい。実話らしいが・・・。
好きくない。

「恋せども愛せども」を見た。
長谷川京子主演。複雑な家族関係の中、女性として、どう生きるかを描くアラフォー物語。
脚本が大石静ならではだが、どうも、のらない。

「村の写真集」を見た。
四国の山奥の片田舎の写真館のご主人と、仕方なく都会から帰り協力する息子。
目的は村がダム計画によって沈む前に残したい記録の写真集作り。
よくある、とてもベタなストーリーには、少しヘキヘキだが、
まあ、こんな映画もあっていいか・・・。

すみません。
また、今更に見るオードリーの「暗くなる待って」を見た。
ひとこと、いやはや、凄いな〜。
脚本が緻密。
名作は、やっぱ裏切らない。
現代の映画が見劣りするぐらい。情けないぐらい。

真田広幸、渡辺典子デビュー作品、角川映画「伊賀忍法帖」を見た。
薬師丸ひろ子全盛時の角川時代。
趣向を凝らしたアクション作りは、今にないCGにないアナログ感はいい。
ただ、間延びしすぎで、どうもワクワクしない。

「エネミーライン2」を見た。
1作目の出来栄えは、もう見事と、言うことなし!
全編、手に汗握る展開に、テレビ放映で、何度見てても飽きない。
その2作目とは、知ってはいたけど、あえて、変な予感がして見てなかった。
あえて、地雷を踏む思いで見る。
案の定。
それが、聞きしに勝る前代未聞、アクションシーンのほとんどが早回し。
口あんぐり、目ビックリの早回しの編集。
これ、たぶん、出来の悪さに、会社の意向で、編集で誤魔化す作業で出来上がったものだろう。
見てて、疲れる疲れる。話も面白くないし、何なんだ!
天下のFOX映画作品というのに・・・。これ、世に出すなよ。
まあ、3作目もあるらしいが、見るか!

映画三昧記2013年10月31日
●僕は遊牧民かな?

申し訳ありません。
今更に、今更に、驚くなかれ、
「ローマの休日」を初めて見た。
で、何で見なかったの?と問われれば、
う〜ん・・・。なんか・・・・
じゃ、何故?見たの?
中日新聞10月29日付け夕刊のコラムで、あるお方が、映画好きらしく、
あえて、このい映画、見てなかったと語る。あまりにも定番すぎて、避けていたらしい。
こんな、似た御仁もいるのと、このコラム、興味深く読む。
それが、それが、見れば、何で今まで見なかったのか後悔と、この映画を絶賛してる。
いい、きっかけ。
結果、そうでした。
やあ・・・。いやはや、もう、満足。
このユーモア。ちょいとの時世の皮肉。
最後は、感動のラスト。
グレコリー・ペックのエンディングは素晴らしいの一語。
書くまでもなく。オードリーは、まさに美しい。
美容院のショートの髪には、さらに驚愕の美しさ。
1953年作品。
凄いな〜!

映画三昧記2013年10月30日
●僕とろくろを回す君。

「スープ」を見た。
死んだらこうなる、どう選択する。
死界で、そのスープを飲めば生まれ変わる。だが、すべての今までの記憶は失う。
そのままに生前の思いをの残したまま、この世界で謳歌することも出来る。
選択は自由。
しかし、ある男は、生前の記憶をとどめて生まれる変わる方法に賭けて、この世に・・・。
この話は、ここからが面白いが・・・、とても陳腐なストーリストーリー展開。
やあ、許しちゃおう。
なんか、ほのぼのしちゃうから・・・。

またもや、今更、1978年作品「雲霧任左衛門」を見た。
あの五社英雄監督。
いや〜、あの時代、画の丁寧さに、確固たる邦画時代劇伝統技。
キャストも豪華、話もいい。
松竹作品の真髄を垣間見る。

これも今更に、黒木和雄監督の「TOMORRO明日」を見た。
長崎の原爆投下一日前と当日を、その地に住む人々の日常を生活を淡々と・・・。
その人間模様の中に、ありふれた中に、原爆で一瞬にその生活を奪う恐ろしさ描く。
これぞ、黒木監督ならでわ。
これもいいが、その後の戦時を描いた作品「美しい夏キリシマ」が、やっぱ凄い!

映画三昧記2013年10月23日
●僕と薄力粉。

「ペタルダンス」を見た。
宮崎あおい、瑛太、西島秀俊、永作博美主演の「好きだ、」以来の
石川寛監督の7年ぶりの新作。
冒頭から、もう石川ワールド。
たまらない。
話自体は、大したことはないが、何気に、さらりと
宮崎あおい、安藤サクラ等の4人の女性のココロの微妙さを描く。
もうひとつかな・・・。

「フラワーズ」を見た。
蒼井優、鈴木京香、田中麗奈、竹内結子、広末涼子、仲間由紀恵の女優陣が
それぞれの点で結ばれ、いにしえの日本の良き風景を背景に描く女性賛歌。
小津世界もあり、絵はこだわってはいるが、いかんせん、話に広がりがない。
定番すぎる。まあ、資生堂がバックアップだからか?

「キャビン」を見た。
予告編で、絶対、オチは読めない!とあおるあおる。
読むまでもないオチにげんなり。
要は、ゲテモノ映画かな?

今や、”あまちゃん”で小泉京子の若かりし頃の役を演じた有村架純ちゃんの
2年前の映画主演作、「ギャルバサラ」を見た。
可愛い。
女子高生が戦国時代にタイムスリップ。
もう、それだけで、何も語るまい。
そう、架純ちゃんだけを見てればいい。

今更に、高倉健の「駅」を見た。
一連の監督は降旗監督、撮影は木村大作、脚本は倉本聡。
まさに、大人の映画。職人芸の技が光る。
この絵の安定感。
そして、物語での秀逸のシーンは、高倉健と倍賞千恵子だけの居酒屋のシーン。
凄いとしか言いようがない。
ふたりの空気感、この間(ま)、この会話、効果的にバックに流れる八代亜紀の「舟唄」が沁みる。
男と女の心情が切なく、とても切なく心に響く・・・。
いい。
いいです。
このジャンルは追従を許さない出来栄え。
年配者には、これはたまりません。

映画三昧記2013年10月12日
●僕も食べたよ、ハッピーターン!

FOX映画「ヒッチコック」を見た。
ヒッチコックファンにはたまらない、ヒッチコックの伝記ものだが、
本作は、全世界が唸ならせ、大ヒット!し、あのシャワーシーンの殺人シーンが印象歴な
「サイコ」誕生秘話にしぼられている。
それに至るまでの過程が、とてもとても面白い。
みんな、初めて聞く話。
有名な「めまい」、「間違われた男」が不入りだったとか、
あの「北北西に進路をとれ」がハリウッドでは一部、酷評だったとか、
それが、一因か、もう、ヒッコックは落ち目だとか、とかく噂のまとの中、
次作の「サイコ」の企画が、驚くなかれ、映画会社に通らない。
え〜っ!あのヒッコックの企画が、そう、やすやす通らない現実。やっぱ、あの時代でも、
ハリウッドはシビア。恐るべし。
そこで、「サイコ」ヒッコックは大邸宅を担保に、全財産を賭けて、勝負に出る。
いやはや、ビックリ!
最初の試写ではでは受けが悪く、妻の助けを受け、再編集の結果、あの「サイコ」が
産声をあげたが、最初の公開劇場は2館のみの扱い。
天下のヒッコックに対して・・・
でも、映画は大受け!ヒッチコックにとって、後にも先にも最大のヒット作品になった。
とにかく、興味深いのは、ヒッコックの全作に、妻が内助の功だったとは・・・
本作、脚本が秀逸。展開がいい。
難は、ヒッコックファンための作品は否めない。
だから、私はとても面白かった。

「クロユリ団地」を見た。
監督は、「リング」で恐怖映像の新境地を開いた中田監督。
前田敦子が主演も興味深い。
が、
いかんせん、中田監督の過去の作品「仄暗い水の底から」にティストが似てる。
舞台が団地だけの狭い空間でのホラーに、どうも怖くない。
子供が恐怖の対象もあって、ぞくぞくしない。
アッちゃんも影が薄い。
救いは、独特の昭和的ホラーの中田ワールドだけはある。

今更ながら、すみません。カトリーヌ・ドヌーヴの名作「シェルブールの雨傘」を見た。
これが、ファーストシーンから映像に唸りまくり。
セット美術の配色、ファッション、極め付けは、セリフがすべて、ミュージカル。
凄い!凄い!
カンヌ映画祭はじめ、アカデミー賞などの各賞に輝いたのもうなづける。
今なお、見ても新鮮。
1964年作品か・・・。いや〜・・・50年前か・・・。
素敵である。

今度は、邦画の今更の「失楽園」を見た。
えっ、見てなかったの?と聞かれそう。そう、なんか、見逃した。
で、答えは、今は亡き森田芳光の作品だけはある。
やっぱ映像感覚はお見事。
主演の役所広司も黒木ひとみも、エロい。ここまでやるかのベットシーンの連続。
あの時代の映画作りの意気込みがひしひし伝わる。
惜しいのは、ラストの心中に至る経緯の安易さには???
ここをちゃんと描けばもっと、良かったのに・・・。
でもいい。ごめん、今更。

あの袴田事件を描いた「BOX:袴田事件 命とは」を見た。
1966年に起こった一家皆殺し事件。
当時の強要な自供、物証が不自然で作為的で、冤罪ともいわれる。
袴田氏は今なお、無実を訴え、50年近く刑務所の中。
一度、出た判例を勇気ももって覆せない裁判所の実態。
この原作は、当時の裁判所の当事者でもあり、無罪ではないかと思いながらも
死刑判決に加担し、
その後、自己にさいなまれ、裁判所を退職し、
自ら、物証を洗い直し、何度も弁護士と共に冤罪を訴えている。
今なお悔いる人物だけあって、説得力はある。
この作品を撮ったのは、あの高橋伴名監督。高橋恵子のダンナでもある。
この人の映画作りは、赤軍派を描くなど、社会派でもあり、渾身の魂で作り上げる。
これも、そう。
この題材に、損得もなしで、全身全霊に傾ける高橋監督の絵力がビシビシ来る!
必見である。

映画三昧記2013年10月5日
●僕は後輩には頼まない。

「そして父になる」を見た。

いい。
すごくいい。
是枝監督ならではの世界観。
福山含め、出演者たち、すべてがいい。
世界よ、これが、日本の映画だ!といって過言ではない。

映画三昧記2013年9月30日
●僕はハキハキと答えたい。

「GIジョー・バック2リベンジ」を見た。
「ウルヴアリン」同様、メインはニンジャアクション。
高山絶壁で繰り広げるアクションョンは見物。ハリウッドも手変え品変えで見せる。
何かと最近、出まくる、ブルース・ウィリスも、また出てる。
年のせいか、駆け込み稼ぎの真っ最中。まあ、存在感は十分だが・・・。
前作はメタリックCGアクションだったが、
今作は、体を張った感が救い。
アクショシのCG頼みは、もうコリゴリだね。緊張感が感じないもんネ。

真田広之の新人の頃のアクション時代劇「百地三太夫」を見た。
千葉真一が悪役とアクション監督も兼ねる。
アイデアたっぷりのアクションを見せてはくれるが、空中戦が多すぎて、なんか、くどい。
でも、時間を命を賭けてる意気込みはただならぬものがある。
アナログアクション、泥臭いアクションは邦画の真骨頂か。

韓国映画「阿羅漢」を見た。
今までの流行ったアクションパターンのてんこ盛り。
手間暇かけた努力は買うが、ドラマがつまらん。

「戦国・伊賀の乱」を見た。
おなじみ、千葉誠治監督のニンジャアクション。
これも、殺陣は見せるが、いつものごとく話がつまらない。

「吸血少女対少女フランケン」を見た。
グラビアアイドルの川村ゆきえが主演。
残酷特撮で席巻する西村喜廣監督がかんでるだけあって、
東京タワーアクションシーンは見どころ。
このジャンルでは、精一杯目いっぱい、スプラッタ・キテレツアクションの集大成か。
そう、面白くはないが、アクションシーンは頑張っています。

「サムライ・ゾンビ」を見た。
これも、前記同様のゲテゲテアクションだが・・・
プロデュースに北村龍平、監督は坂口拓と、「ヴァーサス」コンビがタッグではいるが、
どうも、乗らない。この手で話は長尺映画はつらい。

北村龍平監督の「荒神」を見た。
一部屋のみシチュエーションのチャンバラアクション。
出演の大沢たかおは初のアクションだとか。
ドラマ自体にはなんも感じないが、アクションは、北村龍平ならではの演出。カット割り。

メイキングを見ると、8日間という短期間の制約で撮りあげたらしい。
みな、24時間体制での過酷な撮影。
それなのに、やっぱ、アクションは唸る。

映画三昧記2013年9月22日
●僕はウラジオストック。

「ウルヴァリン:サムライ」を見た。
日本を舞台のサムライアクションに期待感を持って・・・?
皇族の方を試写会の招いてというから、日本をきっちり描いているかと思いきや、
映画は、冒頭、太平洋戦末期の、あの長崎、原子爆弾投下シーンから始まる。
そこで、核爆弾落ちる前に兵士が、”ハラキリ”をする。
えっ?何コレ?完全に日本を理解してない。
う〜ん・・・・。唸る。腹が立つ。
で、何やかんやで、日本で、ウルヴァリンが戦うが、もう無茶苦茶なストーリ
ー展開。
真田広之もほんのツマ。
まあ、日本を小バカにした脚本で、東京ロケ始め、よう協力したな〜に憤慨。
こうなると、この話で、皇族に見せようと、宣伝に一役買ってもらおうとする、
配給会社、宮内庁、政府、どんだけ、どす黒い金が飛び交ったの〜と、疑いたくなる。
ほんまに、腹が立つ!映画ですな〜!
”プンプン!”さとう珠緒でした。

映画三昧記2013年9月18日
●僕のダイジェスト版。

映画版「コドモ警察」を見た。
マニア受けのエロエロキテレツ映画「変態仮面」で名をはせる福田陽一監督の
テレビドラマシリーズの映画化。
大人の刑事たちが、悪の結社の毒ガスにより子供にされ、
子供ながら刑事として活躍する悪乗り映画。
メインはおなじみ子役の1番人気、鈴木福くん。「太陽でほえろ」といえば、石原裕次郎ばりに。
それをパロって、髪形もノリも。大人の刑事も含め、難事件を?解決?
大笑いは、3か所ぐらいほど。(ここからネタばれでごめん。)
ひとつは、一人のコドモ刑事が(小学校にも通う)が、小学校の行事、”お楽しみ会”を理由に
捜査にあたれないとのたまう。それは、自分がAKB48に扮してのステージがあるからと・・・
他の刑事から、一人位出なくてもいいじゃないかと責めるが、「ヘビーローテーションをやるんだ。
大島優子役なんだ!」と答える。すかさず、周りから「センターか、仕方がない!」と折れる。
そこで、福くんは「これからは、コジハルぐらいにしとけ!」と諭す。
笑っちゃう!
そして、大笑いは、事件を追いかけて、山に入る。
だが、川に入れば、事件そっちのけで、川遊び。あ〜辞められないと子供の行動。
木を見れば、セミ捕りに夢中!あ〜どんどん、小学生にはまる〜!と嘆く。
このシュチエーションはたまらない。面白い!
が、その他は、ほとんどが、つまらない安いコントを見せられる。
「変態仮面」のほうが面白い。

知る人ぞ知る、伝説の快作!今更に「さくや妖怪伝」を見る。
前半はだれるが、後半の特撮は目を見張る。2000年作品
平成ガメラシリーズで腕を発揮した樋口真嗣。やっぱ、凄い!
早く、見とけばよかった!

「ケース39」を見た。
「ブリジット・ジョーンズの日記」のレネー・ゼルウィガーのサスペンスホラー。
子供虐待から守る保護監査員が、ある少女をやむなく引き取る。
それが、とんだ少女だった・・・
後半までは、ぐいぐいと入り込む。カメラといい編集といい、手が込んでいるが、
この手は、ラストが期待感が高くなって、しぼむのが大半のひとつ。
でも、いい出来である。

あの北村龍平のインディーズ作品の金字塔アクション「ヴァーサス」を久し振りに再度見た。
前半は、何か弱いが、後半は怒涛のアクション全開!
この作品がきっかけで、日本では、ゾンビチャンバラアクションが巷にあふれた一作。

タイ映画のアクションムービー「タイガーブレイド」を見た。
ハリウッドアクションの真似事テンコ盛り。
いかんせん、安ぽっさは否めないが、頑張り感は感じる。
どこの国も、やっぱ、マトリックス系は好きなのだ。

大好きな「黄泉がえり」を見た。何年かぶりに・・・。
改めて、じっくり見た。
おいおい、新発見。
カット数を少なめにしての、長回しばかりじゃないか。
び、びっくり!
これは、腕がないと出来ない至難の技。
塩田監督の力量のなせる技。
脚本も犬童一心がからんでいるから、うまい。
後半の突っ込みどころも多いが、そこは目をつぶろう。
RUIこと柴崎コウの「月のしずく」は、何度聞いていいし、
音楽監督の千住明の曲も冴えわたる。
なんか、ほっとする、心やさしい映画だ。好き。

映画三昧記2013年9月8日
●僕は仁王立ち。

「ゼロ・ダーク・サーティ」を見た。
あのビン・ラディン襲撃の一部始終を証言者に基づいて描いた作品。
監督は、アカデミー賞にも輝やく「ハート・ロッカー」のキャサリン・ビグロー。
前作も驚愕の一作だったが、これも、勝に劣らない。
一人のCIC女性分析調査官が何年もかけて、執念で追い詰めていく・・・。
じっくり、とことんと、また、CICのサラリーマン体質も描かれ興味深い。
そして、ラストの暗がりの襲撃シーンは手に汗握る。
これぞ、映画の醍醐味。
これを映画化する勇気に敬意を表する。
拍手!!!

「ソハの地下水道」を見た。2012年アカデミー賞外国賞ノミネート作品。
ナチスの支配下のポーランド。
ひとりの男が、ユダヤ人を地下水道にかくまう実話。
ほぼ全編、地下水道の息苦しさは、戦禍の苦しさを現す。
ここにも、映画人の意気込みを感じる。

「BUNGOささやかな欲望」を見た。
文豪の短編小説の3篇を映画化。
3作目の林芙美子原作の「幸福な彼方」が絶品。
間がいい。絵がいい。演出がいい。
女優の波瑠が見事な演技。これだけで見る価値あり。

「美しい夏キリシマ」を見た。今更ですみません。
黒木和雄の「父と暮らせば」は見ているが・・・
やはり、キネマ旬報1位に輝いただけに、素晴らしい。
太平洋戦争末期の混乱の時代。キリシマをのぞむ宮崎が舞台。
細かいデティール、時代背景と、丁寧に撮っている。
この監督の戦争の悲劇、人間像を巧みに描く。
これも、映画人の心意気、執念を感じる。素晴らしい。

韓国映画「リターン・トゥ・ベース」を見た。
韓国空軍全面協力?のスカイアクション。
戦闘機シーンのがんがんの見せ場は当たり前だけど、
どうも、「トップガン」、「エネミーライン」、「アポロ13」等のハリウッドのいいとこどりだから、
この頑張り感も所詮、追いかけ作品で終わってしまう・・・。

「ザ・ノース北極の宿命」を見た。
「グリーンディステニイー」のミッシエル・ヨーが主演。
娘と北極を転々とする原住民のお話だが、
あきれるぐらいに、アホらしい展開。
何故、こんな作品に出演したのか意味、わかんない。

「隠忍術・殺戮の終末」を見た。
またもやの忍者もの。
一連の忍者アクションの千葉誠治監督、下村勇二アクション監督、ご両人のお家芸。
アクションは力全開ながら、ドラマはいつものごとくしょぼい。
日本のこの手のジャンル、チャンバラアクションに言えるのは
アクションだけは手が込んで?いるが、
ドラマ演出だけは、無様にひどいの典型。
これも、そのひとつ。

「勇者ノブヒコと魔王の城」を見た。
話題の下ネタ変態映画「変態仮面」、そして、「コドモ警察」でもノリノリの
福田陽一監督のテレ東のテレビドラマ。
この作風の原点は、堤幸彦監督の「トリック」が始まりだったかも・・・
このゆるく、半ひねりの脱力的なおバカなノリ。
私は、好きだけど、
ちょっと、くどいのが難。

映画三昧記2013年9月2日
●僕はハルジョンヒメジョン。


「ミツコ感覚」を見た。
CMディレクター山内健司の初監督作品。

過去、是枝監督「ワンダフルライフ」、犬童監督「ジョゼと・・・」、そして、行定勲監督「ひまわり」、
荻上直子監督「かもめ食堂」、内田けんじ監督「運命じゃない人」を見て、
新しいジャンルの感覚に目を見張り、驚き、堪能したのだが・・・
そして、今作、この「ミツコ感覚」を見て、
新しい風穴を開けたと言えるだろう・・・。
前半は、なんか、いやらしさが透けて見えていたが・・・
後半、ありあまる才気が爆発する。
いい!
日本には、まだまだ才能の貯蔵庫が隠されている。

映画三昧記2013年9月1日
●僕はあからさまに答えない。

「脳男」を見た。
う〜ん・・・。
まどろこっしい。
日本のアクション映画は、どうもまどろっこしいし、くどい。
一押しの二階堂ふみちゃんも悪役で出てるが、イマイチ。
それと気なるのが、監督の演出が悪いのか、
みな、演技が、あのカルトな大映テレビのよう・・・。何故???

トム・クルーズの「アウトロー」を見た。
「ミッションインポッシブル」のイメージを払拭したいのか、
タイトル通り、アウトロー。
でも、やっぱ、ハリウッド映画のアクションタッチのジャンルは手堅いな・・・。

映画三昧記2013年8月28日
●僕は側溝にはまらない。

東宝映画1963年作品の特撮映画「マタンゴ」を見た。
小さい頃から、タイトルは知っていて、
いつかは、見るだろうと思ってはいたが、50年たってか・・・。
いや〜、凄い〜!
内容は、男女のガループが漂流し、ある島にたどり着く・・・。
だが、その島は、不気味なキノコで覆われた世界。
果たして脱出は出来るのか・・・?
ひとつひとつのカットの絵が丁寧な美術力、そして、監督の演出力。
ただ単に、きわもので終わらない、人間の業を描き、ラストはするどい落とし方。
やっぱ、過去の作品は、近作に負けない出来栄えに驚愕。

「海猿ブレイブハート」を見た。
いや、途中で、早回しで見た。
もう、飽きた。

「GANTZ」を見た。今更。
は〜、この監督、「修羅雪姫」の監督。
アクションは、くどいくらい長い。
でも、ドラマは、凡庸な展開。
緊張感なし。
とことん、アクション映画か。2作目、見たくない。

韓国で「シュリ」の動員を超えた大ヒット、TUTAYAだけの独占映画4「10人の泥棒たち」を見た。
この監督、「チョン・ウチ時空道士」でアクションだけは見せた、お人だから、
今作、ビル伝いのアクションシーンは手汗握る。一番の見どころ。
あとは、たらたらくどいし、長い。

AKBの北原里英主演の「ジョーカーゲーム」を見た。
要は、ババヌキのトランプゲームでクラスメイトが人生を賭けて戦う。
ババヌキで1時間半。
きついな〜・・・。
ラストも、それがオチにうんざり。
北原も大した出番なし。

「忍邪」を見た。
「エイリアンvsニンジャ」や、「伊賀の乱」等の忍者アクション専門の集団映画。
やっぱ、アクションは唸るな・・・。
お手のものか?
でも、大半のアクション好き監督の致命傷は、ドラマが描けない。
だから、アクション以外、トーンが下がる。
総じて、ほとんどがそう。

こうなりゃ、忍者や刀ものアクション3連発。
1発目、小向美奈子の「秘忍伝」を見る。
まあ、主役もそうだが、脇役は学芸会。
アクションは、流行ったアクションの手をチープに満載。
ようやるわ。

「サムライプリンセス」を見る。
これは、肉体が切り刻まれるスプラッタ・グロティスク・アクション。
どれも、これも、えげつない。それ以外、何もない。

そこで、最後に口あんぐり、おったげな間抜けアクション「妖怪忍者・忍」を見る。
これは、カルト。
目が点になる大根役者、揃いも揃ってのアクションを繰り広げるが・・・
これが、ま〜、驚き桃の木、くそひどい!出来。
よう、こんなアホな映画を作る神経がわからない。
メイキングも入っている。大の大人が集まって作っている。
こんなもんで、よう、世に出し、売りたい神経がに驚愕。

映画三昧記2013年8月20日
●僕に頭(かしら)は務まらない。

「さよならドビッシー」を見た。
東海テレビ制作の「きいろいゾウ」に負けじと、CBCテレビも本腰がこれ。
全編、名古屋ロケか?出演者も中部地方の俳優さんか?
これ、原作、「このミステリーがすごい」の大賞とか。
どこが、すごいのか?ネタばればれなのに、突き詰めると、何で?そうなるのの動機の
あいまいさ。そして、少々こじつけの甘いラブ?
いやはや・・・
監督の腕はさすがだが、どうもね・・・。

ホラー「絶叫学級」を見た。
私が大好き、川口春奈が主演。
可愛い。
でも、怖くない。もう、話が矛盾だらけ。
川口春奈に免じて許します。

「午前三時の無法地帯」を」を見た。
本田翼とオダギリ・ジョー。
監督は「リンダリンダリンダ」、「天然コケッコー」の名匠山下敦弘監督。
だから、うまい。
が、これ、Beeテレビの連続ドラマをまとめたから、後半はバテバテ・・・。
やっぱ、山下監督、本編映画じゃないとネ。

「お姉チャンバラ2」を見た。
1は、そこそこだったが、これは、いかんね〜・・・。
色のペインティング画面で、アクションをぼかし気味。
ちゃんとやろうよ〜。

「忍術伝」を見た。
忍者アクションだが、古風な撮り方。
でもワイアヤーアクションや、コメディなアクションも挿入するから、
なんでもこざれで、つらい。
この間抜けな感じは何?

今度は、千葉真一の「新・影の軍団最終章」を見た。
菅原文太、松形弘樹も出てる。
これはアクションよりもドラマに重点。
東映感バリバリだが、どうもつまらない。

今度は、とどめに魔裟斗主演の「忍者」を見た。
出尽くし感のある、ワイヤー、CGアクションがふれこみだが、
緊張感まるでなし。

そこで、
改めて、過去の映画を再度見る。
釈由美子初主演作、「修羅雪姫」。
骨折も何のその、体張っている。
アクション監督も海外から迎え、やっぱ、力入っている。
見直すと、10年前に思わなかったが、凄いな〜と感心。
絵もいいし、編集もうまいし、アクション、追っ手との間もいい。

ここらで、もういちょ、再度、「クロサー」を見る。
スー・チー、ヴッキー・チャオの美人ぞろいのスタイリッシュアクション。
この作品も10年前。
けれど、何度見ても、古くない。
いい。
ガンアクション、殺陣、カーアクションと、見どころ満載。
ハリウッドみ負けず劣らず、いや、こちらのほうがいい!べたホ褒め!

映画三昧記2013年8月17日
●僕に望みをつないでおくれ。

「変態仮面」を見た。
海外で賞をとり、話題中。
監督は、テレ東でカルトな人気を博した「勇者ノブヒコと魔王の城」の福田雄一。
まさに下ネタ、ゴールドボール攻撃の嵐。
前半は、このノリに笑うが・・・
いかんせん・・・後半はパワーダウン。話に理屈を求めると・・・興醒め。
笑えない。
しかし、主演の男優は、よく頑張りました。マル。

「ニンジャ・アサシン」を見た。
「マトリックス」等のアクション専門プロデュサー、
ジョエル・シルバーの真骨頂、ニンジャアクション。
過去、「NINZYA」シリーズで名をはせたショー・コスギを適役に迎え、怒涛のアクションを極める。
脚本の出来も良く、アクションも趣向を凝らす。ただ、夜シーンが多いのが難。
お金も時間もかかっている。やはり、ハリウッド、恐るべし。

今度は、日本のニンジャものを見る、「エイリアンvsニンジャ」。
どうだ、このタイトルの安易さ。
これは、日活が”スシタイフーン”と称し、海外向けの配給作品ンレーベルを立ち上げ、
制作チームは、「伊賀の乱」、「抜け忍」等の低予算ニンジャアクションでそこそこ
DVDで小商いの会社とタッグをを組んだのが、この作品。
製作費もちょい増えたのか・・・CGを取り入れてる。
頑張り感は認めますが・・・
やっぱ、チープ。
パッケージに、ハリウッドリメイク決定とあるが、いまだその話は聞かない。
正解です。

「制服サイバガールT」を見た。
前に、仕方なしに”T”がなく、”2”から見て、監督の下手さ加減にあきれ返り
これで、金とるの???
たまたま他店で、Tを見つけのが、運が悪い。
確認作業で見るが、案の定。
またしても、ど下手に目が点になる。
まったりアクション。ゆったりアクション。
これ、わざとかいな思うほど・・・。
制作会社も、周りのスタッフも、この監督で大丈夫?と、
思わないで作ったのなら、もう、お見事と言うしかないでしょう。

「DOA」を見た。
お色気ガールを取り揃えのアクションムービー。
ショー・コスギの息子、ケイン・コスギも出てる。
ただ、アクションやってるだけ。

「きいろいゾウ」を見た。
宮崎あおい、向井理で贈る新婚夫婦物語。
互いの秘密を抱えた二人が片田舎で暮らす。
夫は小説家。その向井のしゃべり方が粗雑な男のしゃべり方でくどくど・・
宮崎も、ちょっと、イタイ、女。
見ていて・・・むしずが走る。何が面白い。何が言いたい・・・
映画しているだろう感もうざい。
東海テレビが制作のメイン。だから、三重県ロケ。
ま〜・・・ムダな映画作ったものだ・・・。

映画三昧記2013年8月9日
●僕のロフトは狭いかも。

「横道世之介」を見た。

「蛇とピアス」で大胆な演技を見せた高良健吾と吉高由里子のふたり、それ以来の共演。
監督は「南極料理人」、「キツツキと雨」の沖田修一。
まったり、ゆったり、2時間40分。
1分間ほどの長回しが続く・・・。
うざいシーンも多い。これが、この監督の得意技ですが・・・。
でも、2時間40分。
いいです。久々に、のんびり感に余韻・・・。
吉高がとってもキュートで可愛い。
ほんわか、ここに残る作品です。

「鈴木先生」を見た。

テレ東で視聴率は最低だが、カルトな人気を博し、いろいろな賞に輝く冒険的な作品。
今や、乗ってるテレ東、「モテキ」でも実績。
これもいい。
学校ものでは、「桐島部活辞めるってよ」の映画映画してなく、
「告白」に見る、細部に映像にこだわらず、
淡々と、先生の生の部分をコミカルかつ、心理をつく。
後半が、ちょっとくどいが、
全体にいい味。好きです。

映画三昧記2013年7月30日
●僕を落としてごらん・・・。

「カラスの親指」を見た。
阿部寛主演の詐欺師映画だけど・・・(NHKのあまちゃんの女の子も出てる)
しかしながら、村上ショージが出てる。
それが、村上ショージ、ここにありだ!
棒読みセリフも何のその。これが、村上の遺作か?(失礼!)
いい。面白い!辻褄の文句も言わせね〜ぞ!
それを言っちゃ、映画は映画でなくなる。許される映画こそ、コレ!
逸話が長すぎるのは難だけど、
それも、結局、後々・・・そうなんだで納得。
好き。この映画。

それで、調子こいて、「フライト」を見た。
ディンゼル・ワシントン主演、監督は久々の「バック・トゥ・ザフィチャー・、「フォレスト・ガンプ」の
ロバート・ゼメキス。
内容は、旅客機の機体が壊れ、奇跡的な操縦技術で、
機体を軟着陸させた男は、実はアル中操縦。
それを隠そうとするパイロット組合。暴かれようとする実態。
で、
前半はサスペンスタッチで引っ張る面白さ、後半、くどくどアル中の苦悩。
失速気味の展開に・・・
ラストの一言で、そう、一言で、
これは、映画だ!に、ドキリ!する!
いい!ラウトが久々にいい!
この一言で、映画を完結させる映画は本当に久し振り!
ここは、ハリウッッド映画のロバート・ゼメキス、本領発揮。
この一言に唸る!
(この一言は、映画で見てネ・・・。)

こうなりゃ、乗って、
「ザ・ターゲット・陰謀のスプレマシー」を見た。
これは、男が勤める会社が忽然と跡形もなく消え、自分の痕跡も抹消され、
見えぬ的にターゲットにされ、消されようとする、このシューチエーションが面白いが、
後は、よくある展開は読めてきたが・・・
で、何故見たのか?これは、不純な動機。
女優陣が、007慰めの報酬のボンドガールこと、ロシアのオルガ・キュリレンコと、
また、主人公の男の娘役がタイプ。それだけのことで見る。
可愛い、タイプです。
これが、私の映画の極意も可愛いでしょう・・・。

映画三昧記2013年7月26日
●僕の上着は隅田川。

「スロベリーナイト」を見た。
竹内結子主演、フジテレビの刑事ドラマの映画化。
映画は、とことん、雨のシーンにこだわる。
それがストーリーに強いインパクトを与える。
この作品、竹内の過去の陰惨な思いと、事件にまつわる暴力団組長役の大沢たかおの
禁断の愛が、目玉。着眼点がいいが、
落としどころが、何でもありのエンディング。
ストーリーが客観を裏切る二転三転に走るばかりに、は〜っんです。
それと、すべての役者に花を添える逸話もうざい。
そこまで俳優に気を使うと、見ている方もしらける。

「96時間リベンジ」を見た。
前作の出来は素晴らしく、今作も期待にたがわぬ出来。
凄まじい編集のカット割りに敬服。
カーアクションもいい。
だけども、この手のジャンル、飽きてきた・・・。

「キツツキと雨」を見た。
役所広司と小栗旬主演のまったり映画。
監督は「南極料理人」のお人。
まあ、どのシーンもすかす。
会話が何度も聞き返しての笑いパターンに持ち込もうとするが、
吉本芸人的なノリ好きには、それって、おしゃれ感?みたいで、あ〜うざいうざい。
それが延々続く。
見ていて、それが、うとましいが、ノンビリなのもたまにもいい。
でも、ラストが娯楽的な平凡なエンディングになり、それはないでしょう。
とことん、凡庸な展開で押し切って欲しかった・・・。

「今日、恋をはじめます」を見た。
松坂桃李と武井咲の純愛バカ話。
所詮、子供向けはわかっていても、つらい。
それにしても松坂桃李とも武井の学芸会なノリについていけないのは、
私の年のせいにして・・・
あ〜・・・。

フランス映画「みんなで一緒に暮らしたら」を見た。
70歳以上の老人が共同生活。
性にも踏み込み、老後のもの悲しさを笑いを入れて描く。
懐かしき、ジェーン・フォンダも出演。
どう、生きるかも、大事だが、どう、老いていくかを痛切に感じるテーマ。
そう、人は、生まれた瞬間、死へのカウントダウンが始まっているのだ・・・。
個人的には、意外に年をとってから、生きてる実感が今、するから、
まんざら、年を食うのはいい。
生活への原動力のスピードの貪欲さが薄まり、
手立ての速さではなく、失敗も含め、いろんな意味の岩塗りの積み重ねが
結果につながるのだとわかる。
でも、若いときは気付かない。
煩悩。
それを若いとき成しえた者だけが、ぞれぞれの幸せの価値観の美酒に酔うのだろう。
やっと、わかってきたこの頃。
あ〜、やだやだ、年寄りの仲間入りだ!

映画三昧記2013年7月21日
●僕には二文字で表現しない。

宮崎駿の「風立ちぬ」を見た。
宮崎作品を全作は見てはいないが、個人的には、「となりのトトロ」が好き。
近作の「もののけ姫」、「千と千尋の神隠し」」、「ハウルの動く城」などは、好きにはなれず、
だから、「ポニョ・・・」など、見てはいない。
それが、この映画を見る動機は、NHKの番組「仕事ハッケン伝」での宣伝戦略や、
所ジョージの「笑ってコラえて」での3時間にわたる、この映画の製作過程においての
苦楽を共にした色指定の70過ぎのおばちゃんや、原画チェックの女性などの細かい作業を
感銘したのと、今作は実話にのっとりのファンタジーではないということで。
感想は、前半は飛行機への情熱を語れるが・・・
実話というが、やはり、宮崎ワールドのファンタジーがいっぱい???

う〜ん・・・。
面白くないよ〜。
だが、後半は純なラブストーリーに徹する。
とことん、純愛物語。
不覚にも?泣ける!
年をとると、純粋な愛に目覚めるのか・・・
いや〜、泣けました。泣けました。
う〜ん・・・。それが救いか。

映画三昧記2013年7月15日
●僕は小憎らしい。

「のぼうの城」を見た。
本作は、2011年の秋に劇場公開の予定だった。
だが、20011年3月11日、あの東日本震災による津波被害と、映画の内容が水攻めのシーンが
あまりにも衝撃的なため、考慮し、その年を見送り、2012年の秋の公開されたものだ。
やはり、このシーンがクライマックス、見せ場なので、見送りは当然か。
でも、かなりのシーン、人が水に呑み込まれる等がカットされたのだろう。
監督はふたり。名匠、犬童一心と、特撮で名をはす樋口真嗣。
ドラマ部分を犬童か、上手い!特撮は樋口、凄い!
見せ場はふんだんで、飽きさせない。
プロの技、娯楽映画の醍醐味が満載の映画になっている。
「陰陽師」でいい味を出した野村萬載が主役、
彼なしでは、この映画は成り立たない演技は絶妙。

「逃走車」を見た。
全編を逃走する車の車内からの視点で描き出す。
だから、見ている方も飽きる。チマチマの逸話を入れざるえない。
もどろっこしい。突っ込みどころも多い。
カーアクションが売りだが、車内からのチエィスシーンでは迫力は欠ける。
まあ、ラストの締め方は好きですが・・・。

「ドラゴン・ゲート」を見た。
香港映画の特撮ワイヤーアクションの草分け、ツイ・ハークが監督。
この監督、出世作は、映画ファンなら、誰も納得、私も大好き!
1987年作品「チャイニーズ・ゴーストストーリー」の世に送りだした御仁。
久々に期待も高まるが、
残念ながら、CGを多用し過ぎか、もう漫画になっている。
ドラマも冴えない。
ツイ・ハークは少し、老けこんだかな・・・。

映画三昧記2013年7月6日
●僕はトンビに油揚げ。

「ダイハード・ラストデイズ」を見た。
う〜ん・・・。
アクションは派手!
舞台はロシア。前半のカーアクションはジャンクシーン満載!
後半の見所は、ビルでの戦闘ヘリ
との攻防はとことん壊す!
ですが、
前半のアクションは、007シリーズの中のロシア舞台、戦車アクションに似て、
後半は、シュワちゃんの「トゥルー・ライズ」の戦闘機との攻防のパクリと言われても仕方がない。
とにかく、
お話は、弱い。駆け引きもない、初期のダイハードの見る影もない。
ただ、アクションの羅列。
父と子の葛藤と絆を描くが・・・
要は、ブルース・ウィリスも子に、バトンタッチの様相・・・
年には勝てない、引き際か・・・。

「闇武者」を見た。
あの強面の小沢仁志が監督。
前衛的な絵を取り入れのチャンバラアクション。
う〜ん・・・。

「ジャッキー・チエンとジェット・リーの夢の競演アクション「ドラゴン・キングダム」を見た。今更。
意外にも、ちゃんとしてる。お話が。
ちゃんと、チェンもリーもダッグ感もいい。
この手はケチをつけたらいけない。
ファンタジーなのだ。

「プライドと偏見」を見た。
監督はジョー・ライト。
すべての絵は繊細かつ、才能あふれる。
でも、話がまどろこしいのか、ちょっと苦手。
女性にはいいのかも。

原田知世と菅野美穂、渡部篤朗との失恋三模様の「落下する夕方」を見た。
絵は、小津を意識か・・・。
原作は江圀香織。
夕日のように・・・ゆっくりと、落ちるように・・・
女は、失恋を、傷口にあえて、塩をぬるように・・・痛々しくも・・・何下に・・・。
監督と、出演者がだけが、酔っている、自己満足な感じの映画。

今更の「レッドクリフ」を見た。
2部に分かれていたから・・・
やっぱ、話、引き伸ばし。
逸話、ひとつひとつが、長い、とことん引っ張る。くどい。
アクションは、ジョン・ウー監督だから、お手のものだが、
どうも、乗らない。
チャン・イーモーの「HERO」、「ラヴアーズ」の方が好き。
だから、この2作品、再度、見ることになる。

気分を変えてか、頭がおかしいのか、
「芸者と忍者」を見た。
インディペンデントなりの頑張りには拍手だが・・・、
絵も、お〜っと唸るこだわり満載。心意気は買う。

「「制服サバイガール2」を見た。
「1」を見てないのに・・・
不思議に「1」はレンタル店にないけど、
「2」があるのは好評だからと見るが・・・
は〜っ、えっ!これ、どないなんや?
バカみたいに、ド下手な映画に口あんぐり。

三池崇監督の初期の「IZO」を見た。
出演者は豪華、才能に惚れてかか・・・、協力者が多い。
う〜ん、みな、業界だけのうちわ受けか?

「ロードキラー・マッドチェイス」を見た。
前作の「ロードキラー」は良かった。面白かった。
それを期待しての2作目ですが、
なんか、面白くない。
所詮、この手のジャンルの最高峰、「ヒッチャー」には、
かなわない。
あ〜、「ヒッチャー」は凄った!かと、改めて認識。

「ホステル3」を見た。
肉体切り刻みの残酷シーンが売りの映画。
もはや、3作目か・・・。
この手、好きくはないが、タランティーノが、からんでるとあって、
デティールがいいので見てるが・・・。
これは、いかんですな・・・。

「ゴースト・ハウス」を見た。
サム・ライミが監督ではないがプロデュース。
期待に反して、
お話がね・・・。
オチに到底、無理がある。
あんたは、シャラマンか?
つい、突っ込みが入れたくなる。

映画三昧記2013年6月24日
●僕はかしこまってはいない。

「トリハダ劇場版」を見た。
カルトな人気を博したテレビドラマシリーズの映画化。
ホラーではない。幽霊も出ない。
効果音、音楽は入れない。
過剰なカットは入れない。
日常の日にち日常的恐怖。
すごくいい。
演出もいい。
俳優もいい。
お見事。

映画三昧記2013年6月20日
●僕ももらい泣き。

「みなさん、さようなら」を見た。

「アヒルと鴨のコインロッカー」、「ポテチ」の中村義洋監督と濱田岳のおなじみコンビ。
小学生の卒業を機に、団地内で一生、暮らすことを決める。中学にも行かず、自分で日課を
決め、人生設計を立てる。その後、団地内の商店街のケーキ屋に就職。恋も小学の同級生。
そして婚約・・・。だが、順調な生活に波風が立つ・・・・。
前半は、面白い。
とても、はまる。
やはり、中村監督ワールドはいい。
しかしながら、原作のためか、とても話が重くなる。
なんか、後味がネ・・・。

チャン・ツィー主演の「女帝エンペラー」を見た。
どうせ、「HERO」、「ラヴァーズ」の三番煎じかな?の安っぽい映画と思いきや、
いやはや、撮影、舞台、衣装、アクションと、
大作じゃいないですか!驚き!
な、な、なんと、アクション監督は「マトリックス」シリーズや「グリーン・デステニィ」のお方です!
流麗で、迫力ある絵は、お見事。
「初恋の来た道」で初々しくも美しく可憐なデビューのチャン・ツィーも、今や女盛り。
お〜!美しい!
でも、話がいかんせん、まどろっこしい。メロドラマし過ぎ。
2時間10分は長い。1時間50分に絞り込んだら、良かったけど・・・。
あの「ハムレット」がベース仕立てだからかも知れない。そこが惜しい。
見て、損はなし!

映画三昧記2013年6月12日
●僕のハーフタイム。

「片腕マシンガール」を見た。

2007年作品。
遅ればせながら・・・
アダルト界の西口昇監督作品。
アメリカ資本も手伝ってのスプラッター・アクション・ムービー。
この批評を書く前に、他の批評を見る。
押しなべて、悪い。
5点満点で3.2転位。
グロイ!、中味がない、ハチャメチャ、と、悪評が並ぶが、
でも、私は、凄い!と思う。
何故か、これを見て、
感慨深げに・・・
さかのぼること30年前以上、今や「スパイダーマン」でおなじみのサム・ライミ監督の
ハリウッドッドデビューのスプラッタホラー「死霊のはらわた」を思い出した。
低予算ながら、アイデアを練りつくし、趣向を凝らし、
業界を唖然とさせた、カルト的な存在の映画を。
もちろん、私は大好き!
何も、私はスプラッターものが好きではないが、好んでは見ないが、
映画の鮮烈さ、度胸、何かを新しいことをやってやる気概がいい!

それを、なんか・・・
ちょっと、感じさせてくれるのが、これ。
好き。
アクションのカメラワーク、カット割りは、想像以上の出来栄え!
いいです。

で、こうなりや、
井口監督の今後は見たくなるのは親の常じゃなく、一映画ファンの常。

2009年の「ロボゲイシャ」を見る。
前作の「片腕カシンガール」では、海外資本といえども、日本では影がうすい配給会社。
劇場公開もされず、ユーチューブでヒット!それで世にしらしめの
この「ロボゲイシャ」。
今作は、角川映画配給だから、ホップのスッテップ!
CGを多用すれど、いかんせん、前作は超えられない・・・
まあ、焼き直しです。
海外から見た、日本の象徴、忍者の次は、芸者。
それが、ロボット、ゲイシャ。
あ〜つまらん。

でも、2011年に、遂に、東映配給で、あのホラー、伊藤潤二減原作、「富江」のシリーズで、
「富江 アンリミテッド」で、メジャーに。
でも、何度も言うが、でも、
あ〜、あかん。
照明は、俄然、良くはなったが、
なんも、面白くない。
あの「片腕マシンガール」風をを、抑えたホラーにしただけ。
やっぱ、
チャレンジ精神、冒険の作品こそ、
そして、思寝ない映画こそ、
名もない者には、醍醐味か!
なんか、きつくなったけど、
ちょっと、淋しい。

映画三昧記2013年5月21日
●僕はすべり込みセーフ!

「新しい人生のはじめかた」を見た。


ダスティン・ホフマンとエマ・トンプソンのアカデミー賞受賞コンビ。
熟年のラブストーリー。
何の奇をてらうわけでもなく、とってもシンプルでストレートな物語。
もう愛をあきらめてしまった女、人生に疲れてしまった男、
それでも、夢物語は始めなければ、何も始まらない。
勇気をもって、素直になって、前を見つめて行こう・・・。
久々に、ピュアで心がホッとする映画。
少し、汚れたココロが浄化する。
あ、あ、いい。とてもいい。
アッという間の90分間。
本当に久しぶりに、素敵な映画を見た。
ありがとう。

映画三昧記2013年5月19日
●僕にルームサービス?

「家族X」を見た。
ぴあ主催の伝統ある映画登竜門から輩出した新人監督初作品。
話は、神経質で潔癖症な妻に南果歩、リストラを迫られた夫に田口モトロヲ扮する倦怠夫婦と
フリーターの息子との3人家族物語。
その家族は、会話もほぼなく、淡々と生活を送っている。
流れる時間のごとく”漂流家族”といっていい。
その模様を、ドキュメント風に演出。
好きなジャンル。
ただ、まだ若い監督だけに、その経験値から少し家族のあり方が定番。
しかし、演出には才気がある。
あとは、今後、作るにあたり、求められる娯楽との融合により
化学変化はどう出るのかが楽しみ?

韓国が世界に誇る監督、キム・キドクの「アリラン」を見た。
自らカメラによる、自分自身の現状をドキュメント。
2008年「悲夢」以来、2011年までは映画から遠ざかった理由が、このドキュメントであきらか。
「悲夢」での事故からくる、映画製作の怖さ、そして、取り巻きの裏切りに・・・
それ以来、へき地の山奥で、トイレもない小屋ひとり暮らし。
自問自答を一人二役で、今を語る語る・・・。ほぼ、しゃべり放し。
そんな一般人には退屈きまわりない内容だが、”映画”はしているところが凄い。
カット割りといいい、演出、展開、どれひとつとっても、
やはり、キム・キドク。
出世作「春夏秋冬そして春」の思い入れを映像で見つつ、振り返り、今を見つめ、苦悩をリンク。
キム・キドクだから、成立した作品。

*ちなみに、2012年、最新作「嘆きのピエタ」でヴィネチア国際映画祭でグランプリを受賞。
復活を果たす。

映画三昧記2013年5月16日
●僕のリゾット。

「エターナル・サンシャイン」を見た。今更。
ジム・キャリー、ケイト・ウィンスレット主演。
互いの愛の記憶が消える・・・やがてたどり着いたものは・・・・
もう、まさに映画、映画している・・・
40分までは、いいな〜・・・だったが・・・
だんだん・・・・飽きてくる・・・
幻想シーンが長すぎるのが難だが、
これが、好きな人もいるだろう・・・
でも、監督の才能はよどみないほど。

韓国映画「チリも積もればロマンス」を見た。
韓国お得意ラブコメディ。
完全に、「猟奇的な彼女」のティスト。
だから、のれない。

映画三昧記2013年5月12日
●僕好みの木琴が手に入らない。

「鍵泥棒のメソッド」を見た。
卓越した脚本、アイデアで業界をアッ!と言わせた映画「運命じゃない人」
で、
カンヌ映画祭4賞受賞、国内でも各賞を受賞したのが、内田けんじ監督。
しかし、期待に反して、興行的にはふるわずに終わったが・・・
周りが、ほっとかない。
次作に、大手の博報堂がバックに「アフタースクール」を製作。
大泉東、堺雅人などが出演し、ひねりのきいた、どんでん返し、どんでん返しをたたみかけ、
スマッシュヒット!
これに気をよくし、この本作は、満を持しての作品。
便利屋、または殺し屋?香川照之と役者くずれ、金はなし、女にはフラれ、自殺未遂、
そんあどん底男、堺雅人が、何の因果か、入れ替わってしまう。
ここから奇想天外な物語の幕開け。
前半は、香川が爆笑を呼ぶ、私も思わず、大笑い、腹をかかえて笑ってしまう。
こんなこと、映画では珍しい。
後半からは、ちょっと息切れか・・・?
でも、内田けんじは只者ではない。
落としどころは、二重三重に仕掛けられている。
唸る、唸る。
面白い!
が、
この作品、そうヒットしなかった・・・。
日本アカデミー賞脚本賞に輝くほどなのだが・・・
いかんせん、このジャンルの見る層は薄いか・・・

「悪の教典」を見た。
いきなりですが、
悪趣味の極み!
先生はサイコパス。生徒を無慈悲に殺す、殺す、容赦なく猟銃で殺す!
その惨殺シーンは延々と続く・・・
これでもか、これでもか、血しぶきの嵐!
嘔吐したくなる。
凄まじく凄惨。
監督は、三池崇。時代劇「十三人の刺客」でも、何百人のサムライをバッサバッサと
殺しまくり、これが驚愕の40分、この映画はまだ許せるとして、
似たような感覚に身震い。

それにしても、このような映画、度を超えた、ある一線を越えた・・・「悪の教典」。
平然と、世の中に出てくるから不思議?
製作は電通と東宝というから恐れ入る。
いくらベストセラーの映画化といえど、節度はないのか、自制はないのか?
過去、深作欣二監督の「バトルロワイヤル」では、中学生の殺し合い内容に、
政治家がもの申し、世間の物議をかもす。
R15指定にもなった。
結果、映画は大ヒット!出来もずば抜けて良く、見事に映画の力で世間の圧力を
蹴散らした。
それは、映画がちゃんと映画として、成立していたからだ。
それが、それが、この映画に至っては、
何のメッセージもない。
ただ、人を殺す快感だけをクローズアップする。
こんな映画を、よくも公開したものだ。
これだから、日本の映画界の先行きが思いやられる・・・。

映画三昧記2013年5月9日
●僕じゃ、いけないの?

「アリス・イン・ワンダーランド」を見た。
本来、このジャンル、もう見ない。
見る理由?
「ジィーン・エア」の主演女優が出てるから・・・安直な動機。
ディズニーと、あのダーク系監督ティム・バートンが組んだフタンタジーワールド。
ジョニー・デップが主演というが、ヒロインがメイン。
ひとこと、”つまらない。”
退屈。
絵はきれい。
見るんじゃなかった・・・・、お目当ての女優も可愛くないし、
あまりにも気品に満ちた美しさ、「ジーェン・エア」には遠く及ばない。
がっかり。

アクションムービー「96時間」を見た。
一連のハリウッド大流行の時間限定アクションはちょい、飽きたが、
次作の「96時間リベンジ」の批評に読むにつけ興味。
CIAを退役した特殊諜報員。その娘がフランス旅行中、誘拐される。
タイムリミットは96時間。
男は警察に頼らず、ただひとり、今までのスキルと武術を駆使し、
犯人を追いつめていく・・・。
このテンポがいい。諜報知力が小気味よく、なるほどですすむ。
すきのない面白さ。単純明快、アクションの切れ味もいい。
娯楽映画はこうでなくちゃと唸る。
いいです。

「ディパーテッド」を見た。
この作品は、ずば抜けた脚本で大ヒットした香港映画「インファナル・アフェア」、
マフィアの潜り込んだ潜入捜査官と、警察上層部に上り詰めたマフィアの手先との息詰まる
手に朝握る攻防戦が大評判を呼び、遂に、ハリウッドが満を持してのリメイク。
監督は「タクシードライバー」等の巨匠マーティン・スコセッシ。
出演者は、レオナルド・ディカプリオ、マッド・ディモン、ジャック・ニコルソン、マーティ・シーン等と
メンツだけで、意気込みが伝わる。
だから、2007年アカデミー賞最優秀作品賞受賞。
けれど、私はあえて見なかった今まで。
到底、オリジナルは超えられないだろうと・・・
案の定。
作品自体は、クェリティは高いが、こころ踊らない。
何故なら、オリジナルの香港独特の空気感、金がないならアイデア勝負の心意気、
このパワーが画面にあった。凄くすごく面白かった。衝撃的だった。
誰も、凌駕出来るわけがない!

ヒッコックの「暗殺者の家」を見た。
う〜ん、1934年作品。
話は、そう面白くはないが、当時としては編集が上手い。
特にラストのクラシッホール演奏会での暗殺シーンの展開は
その後の数ある作品の定番のように模倣されたほど。
ヒッチコック、この作品が80年前というから恐れ入る。

「あその席」を見た。
「リアル鬼ごっこ」等の山田悠介原作の映画化。
ある高校に転校した女子高生。先生が指定した席は、生徒では噂の”あその席”。
そこは呪われた席、その席に座った者は変死を遂げている・・・
そこから、謎解きまでが長〜い、長い。そいて、恐くもないからつらい。
要は「サイコ」なオチだが、こうひとにねりのラストは山田悠介らしいのが救い。

「きみに読む物語」を見た。
全米でベストセラーの映画化。ベタベタのラブストーリー。
されど、何の気負いもなく、映画映画するわけでもなく、たんたんと・・・甘く・・・。
丁寧に撮っている。設定が1940年代だからセットにもお金かけている。
とにかく、このように直球ストライクの王道恋愛物語もいい。
恋っていいな・・愛っていいな・・・と、しみじみ思わせるほど。
久々に、恋愛したくなる映画。
いいです。

「ロンドン・ブルーバード」を見た。
DVDパッケージがスタイリッシュアクション風。
騙されました・・・。
全編、会話のオンパレード。
あうだ、こうだ、どうだ、で、イギリス人好みのお話が延々・・・
何じゃ、コレ?

映画三昧記2013年5月5日
●僕はブギブギワンダーブギ!

イギリス映画「ジェーン・エア」を見た。

世界に名だたる小説。
何度も映画化され、これが2011年作品。
階級制度、自由な愛が許されぬ時代。
孤児の女性が、ある城の家庭教師として住み込むが、
君主に見初められ、結婚を求められる・・・。
だが、君主には、封印された秘密があった・・・。

この作品を見るきっかけは、予告編に魅かれて・・・
結果、
いい。
好き。
「恋に落ちたシェクスピア」、「真珠の耳飾りの少女」、「ブーリン家の姉妹」と、
このジャンルは好みだが、
これまたいい。
上品で、気品に満ちた世界。
セリフがまたいい。
2012年度アカデミー賞の衣装デザイン賞にもノミネートされだけに
衣装も素敵。
女性にはオススメです。

映画三昧記2013年5月1日
●僕って、たやすく反戦歌は歌わない。

「図書館戦争」を見た。


いや、「藁の楯」を見るはずが、1回目ソールドアウトで、
仕方なしに見た。
イヤな予感を抱きつつ・・・
そら、的中。
ひとこと、
この書き方は本意ではないが、
いや、書きます!
まことに、”アホ映画”のお手本!金、返せか!


本を自由に読む権利の図書館を守るための訳のわからん防衛隊と
犯罪を生むような悪書は、焼き捨て、罪と迫る国の組織(本屋を抜き打ちで悪書を見つけては
回収する悪童の限り!)
ちょっと、ちょっと、いやはや、本屋を取り締まるのではなく
本来、出版社でしょう!と、突っ込みを入れたくなる!)が・・・

何やかんやで、互いの組織も法にのっとり、(この法律がややこしい、
どちらも、税金で、巨大に構成されているから不思議?)

互いに重武装で銃器を使い、
もたもや、法にのっとり、戦争勃発!
どちらも、無茶苦茶に撃ちあう。銃弾の荒し!
(*戦闘ヘリなど、これ、本当の自衛隊協力だから恐れ入る。)

図書館防衛隊は、銃の扱いは、威嚇のみが方針なのだが、
そんなもん、お構いなしにマシンガンを四方八方に撃つ、いい加減さ。
相手も、撃つわ、撃つわ、当然、重傷者も出るわネ。

本のために、、そう、本のために、
何が正義なのか・・・

人の命より尊いのか、本が?
本のために、人を殺す、大義名分って何さ?

内容は、まことしやかな話に持っていくために
説教くさい、言葉が並ぶ!
見てる方はウンザリ!
困ったことに、主演の岡田准一が、部下の榮倉奈々に、チビ扱い呼ばわれ
並べば、この小ささ、
俳優としては致命傷か?(まあ、宮崎あおいの不倫騒動お相手も致命傷だが・・・)
とにかく、
アホ映画でしょ!腹が立つ!


で、
やっと、満を持して、
「藁の楯」を見た。


性犯罪を犯した藤原達也扮する犯人を福岡から東京に護送するSP、大沢たかお、松嶋奈々子。
何故、SP付きなのか・・・
この男を殺したら10億円、殺そうと試みた者までもが1億円の懸賞金をかけられているのだ。、
それが、性犯罪の被害者の祖父、日本を仕切る裏社会のドン、フィクサー。

だから、日本中の金に目がくらんだ輩が、その男の狙う、
仲間の警察官までもさえ、
すべてが、信用できない。

出だしから、テンポはいい。
圧巻は、四日市港ロケの、ド派手なカーバトル!
日本映画史上のパトカー、装甲車、護送車の台数は、目が点になる多さ!
やはり、ワーナーブラザース配給だけに、製作費が違う!
爆発を起こし、真っ逆さまに炎上するタンクローリー車は、ハリウッドさながら!
で、
後は、台湾ロケで、日本の新幹線に見立ての列車護送も緊張感は高まるが・・・
すべては、
そこまででした。
図書館戦争同様、さも、この話にリアル感を出すため、
理屈をこねだしてくるから、
命の重さに重点がかかる。邦画って、このように持っていくのが好き。
ヒューマンな映画に。

このジャンルは、「デスノート」みたいに、
しれっと、押し切ってくれればいいのに・・・

とことん、アクションで見せてくれればいいのに、
または、キアヌ・リーブスの「スピード」のように、とことん、アクション責めでいいのに・・・

1日1000円で、満員なのだが、
ため息ついて、帰る人もちらほら・・・

映画三昧記2013年4月30日
●僕は強心臓ではない。

イラン映画「別離」を見た。
2012年アカデミー賞外国映画賞、ゴルデングローブ賞など世界の名だたる各賞に輝く作品。
ある夫婦が離婚調停、
妻は移民したいと言い張るが、
夫は、アルツハイマーの父がいるから行けない、
だから、離婚は避けられないと・・・。
だが、簡単に調停では認められない。
一時、別居をするのだが、そのため、父の介護をする女性を雇ったことが、
思いもよらない事件に発展していく・・・。

イランの宗教感や、日常が、この事件を通して
見事な脚本、カメラ、編集でテンポよく話がすすむ。
そして、ラストも唸る。申し分のない作品である。

映画三昧記2013年4月28日
●僕のミシン目、気にならない?

「踊る大捜査線ザ・ファイナル」を見た。
遂に完結。
本広監督、君塚御本コンビ最終章。
相変わらずのノレない子芝居コントを物語のあちこちに散らばらせながら
話の腰を折りながら・・・・・・
警視庁総本山の腐敗ぶり、正義のもとに復讐を企てる警察官たちとの攻防を描くが、
事件へ動機が、あまりにも安易で乗らない。
唯一の見どころは、
あの音楽に乗ってのオープニングクレジットシーンは、”待ってました!”の感じでいい!
ふんだんに時間をかけ、今までのショットが幾重に積むかさねられた、
踊るファンにはたまらない秀逸の出来栄えです。
これには頭が下がる苦労のたまもの。
いいですよ〜。何度、見ても。
だが、ここだけで充分でした。
絶対、ここだけは見逃さないでネ。

「アウトレイジ・ビヨンド」を見た。
北野たけしは普段からPARTものはやらないと公言していたが、
これは、「座頭市」以来の前作のヒットもあり、、周りに従ったか、
今後も好きな映画を撮りたいために妥協の産物かと、思いきや、
いや、前作にも劣らない出来。
こちらも勉強の一環で、”たけし”を分解の目で、ワンカットワンカット念入りに
目をさらにして見ていたが・・・
こだわりの映像に唸る。
みな悪役の語るシーンは微妙にカメラ移動し、
さりげなく、迫力を伝える。
また、暴力シーンはたけし流健在。
やはり、たけしの作品が文化レベルの高いヨーロッパで評価が、いいのもうなづけます。
独特の世界観があり、
まさに、世界の北野たけし、ここにありです。

「ツナグ」を見た。
死者と逢いたい人をツナグ、それが”ツナグ”という使者、樹木希林と松坂桃李。
そこに疑い半分で希望をたくす人たち。
もう、これだけで、
あれ〜っ、草薙、竹内主演で大ヒットし、柴崎コウも歌ブレイクの「黄泉がえり」的じゃない?
いや、あのお話は、意図的に死者がよみがえったたわけではなく、
そう違和感がなかったのだが、
このお話は、意図して死者との交流だから、理屈をこねるしかない。
だから説明過多。
3つのエピソードから成り、人としての思いやり、嫉妬、愛の形と、
ツナグを持って物語は進行するが、ツナグにも幾つかの決まりごとがあり、
それも、さも、あり得ますをやるから、なんか、うざい。
佐藤隆太、桐谷美鈴のエピソードに至っては、とことん泣かしてやるが透けて見え
くどいくどい、あ〜長い!
ラストも、一体、どこで終わるんだよ〜!引っ張る引っ張る。
そして、極めつけは、エンディングロール。
樹木希林の人間とはの・・・延々のお説教は、
映画館でお金を払って見た観客は、つらかっただろうな・・・
ここで、物語で泣いた人も、おいおい、説教かよ!と叫びたくもなるだろう。
だから期待に反して、大ヒットもしないのもわかる。口コミがきかない。
「黄泉がえり」は週を追うごとに尻上がりでしたから・・・
そうだ、もう一度、「黄泉がえり」見たくなりました。
やっぱ、あの作品が大好きです。

香港映画「復讐の絆」を見た。
えっ、香港映画?
だって、だって、あの蒼井そらが出てるからだもん。(可愛い私)
2005年、異色の傑作邦画「なま夏」の高校生役で、俄然、注目され、
いや知る人ぞ知るか?
でも、そらちゃん、その後、アダルト界に転身。がっかり。
一度も見たことなかった・・・
この映画の出演のきっかけは、中国での圧倒的な人気(世間は知らない!)からの出番。
宣伝上、主演と明記されてはいますが、
このふわっとした可愛さ、
存在感は充分ありました。魅力的です。
やっぱ、可愛い。

映画三昧記2013年4月26日
●僕はそば粉からこだわる?

「韓国映画「トガニ・幼き瞳の告発」を見た。
2005年、聴覚障害者学校で実際に起こった事件が題材。
校長、先生などよる生徒への性的虐待、暴力を、周りは見て見ぬふり状態に
新任の先生が目の当たりにして立ち上がる。
人権センターの女性と共に、告発をする。
しかし、裁判は、権力に取り込まれ、、結局、示談など、軽い刑にとどまる。
やりきれない被害者や告発者たち。
これが、韓国の暗部の実態をさらけ出す。
だが、この映画の公開による反響が、再捜査が始まったという・・・。
それが、せめてもの救いか。
そして、このような映画を製作するスタッフに敬意を表する。
映画の出来もいい。素晴らしい。

「かぞくのくに」を見た。
北朝鮮から25年ぶりに治療のため帰国した男と日本の家族との物語。
その期間は三か月。監視される中の親子水入らずの日々も、たやすく続かなかった。
すぐさに戻れの命令。それは絶対服従。
あの国では、このような事は当たり前らしい。
またもや、引き裂かれる家族。妹は叫ぶ、「あんな国は大嫌い!」と。
生きていくためには思考を停止しないと生きられないと語る兄。
原作者、自ら、脚本、監督。
だからこそ、熱いメッセージが伝わってくる。
2012年キネマ旬報一位作品。

「からっぽ」を見た。
DVDパッケージには平愛梨がメイン。
そんな動機で見るから、当然か・・・
監督だけが自己満足の世界にドン引き。
役者の子芝居が延々と続く・・・
退屈きまわりない。
僕の頭は、タイトル通り、”からっぽ”。
全然、頭に入らない。
つらい。

「アサシン」を見た。
洋画でなく、邦画。
パッケージには”ジャパニーズ・ノワール、ここに誕生!”
”本格的ガン・アクション炸裂”等々のコピーが並ぶ。
ジョン・ウー監督の出世作でもある香港ノワールの代表作「男たちの挽歌」の日本版化と
期待半分、不安半分が・・・
見事なまでに無残。
銃から、火花がポンポン・・・これ花火?
いやはや、アクションがしょぼいこと。
俳優もしょぼい。
しょぼしょぼで、ぐったり。

「ZOO」を見た。
乙一原作の初映画化。
5話のオムニバス。
1話が、母と双子の娘が繰り広げる残酷物語。2話が、「SOW」と「キューブ」を足した感じ。
秀逸は3話の「そ・ふぁー」。親子三人の心の淵を巧妙なオチで締めくくる。
この3話だけでいいです。

映画三昧記2013年4月21日
●僕のロケットスタートは飛び切り!

「終の信託」を見た。
周防監督が、「それでもボクはやってない」に続く不条理な社会に投げかける問題作。
今作は尊厳死をテーマに患者と医師、家族、そして事件化による検事とのやりとりが
リアルにすすむ。なんか、おぞましくなる。
頭でわかっていても、再期のたうつ断末魔シーンは凄まじい。
そうなんだ、いかに死ぬことは、そうたやすく死なせてもらえないのだ・・・。
安らかには一握り。
まず、視力が失われ、だが、聴力だけは残っている。意識がないと告げれても、
しっかり周りの声は聞こえているのだ・・・。
それがつらい。
後半の事件化による検事の取り調べは誘導的で、たやすく冤罪にしたてられる可能性を大か。
これまた、おぞましい。
周防監督のことだから、膨大な資料に基づきの作品。
これが現実に驚かされる。
己の立場しか顧みない人間(僕もその一人)がはびこる世の中。
まさに地獄絵図。

「エスクペンダブルズ2」を見た。
しかし、「1」は見てなけど・・・
何故、見るのか?
そう、スタローン、シュワちゃん、ブルース・ウィリズの揃い組での奇跡のアクションを見るため。
それだけでも、もうけもの。
もちろん、この映画の鍵を握るのは、今や、飛ぶ鳥を落とす勢いのアクション界の
TOP!ジェイソン・スティサムですが。
悪役にジャン・クロードバンダム、出だしにジェット・リーの軽快なカンフー、
脇役にドルフ・ラングレン、極めつけは往年のアクションキング、チャック・ノリス。
この人の登場シーンにはスタローンの敬意が感じられる。
まさにアクションフリークにはたまらない!
ラストにスタローン、シュワちゃん、ウィリスが”俺たちはボロだよ。”と自虐的に語るのがいい。
だからこそ、こうして、一時代を築いた人たちが・・・
長年のライバルだからこそ、わかりあえるものがあるのか・・・
これに、スティーブン・セガールを加われば言うことないけど・・ネ。
とりあえず、
こ映画、前半15分、後半15分だけのアクションシーンが見物だけですが・・・
アクションファンなら、見る価値ありです。

「ブレーキ」」を見た。
「リアル鬼ごっ子」、「×ゲーム」、「ビンゴ」の山田悠介原作、
大鶴義丹が脚本監督。
勝手に疾走する車のブレーキを踏んだら、捕らわれた彼女が死ぬ仕掛け。
またもや、「スピード」のノリ。
舞台設定が、「スピード」のように公道なら、想像しただけで面白いが、
いかんせん、製作費が、ないから、荒廃した工場地をぐるぐる回る。まるで緊張感なし。
オチは、予想外でもあるが、もう何でもアリのオチ。

「あ・うん」を見た。
高倉健、富司純子、板東英二の1989年作品。
向田邦子原作。
ホームドラマ・・・
あ・・・・・・
つまらない。

「死にぞこないの青」を見た。
乙一原作。
まさに乙一ワールド。
内容は、小学生を先生が先導し同級生までもが、とことん、いじめまくる、
えげつない展開に嘔吐したくなる。
救いは、”青”役の谷村美月の存在感。

映画三昧記2013年4月16日
●僕は加護に愛さない。

「ポチの告白」を見た。
ひとこと、凄い!
ここまで、警察内部の腐敗を描き切るとは・・・
そして、裏社会、マスコミ、裁判所との出来レースの実態を暴く。
3時間15分の長尺ながら、
最後まで、飽きさせないド迫力に言葉を失う。
ビックリの内容に、よくぞ、製作したものだと、唖然。
2005年作品ながら、2009年に公開されたというのも
いろんな事情があったのだとうなづける、それほどまでに恐るべしストーリー。
だが、映画としてのエンターティメントにも成立しているし、
演出、カメラ、照明、編集、ロケハン、こだわりの映像にも拍手もの。
これは、見るべし!


「夜明けの街で」を見た。
原作、東野圭吾の初の不倫ミステリー。
主演に深田恭子、岸谷徹。
ひとこと、学芸会。
そして突っ込みどころ満載。
東野圭吾、不倫したことないのだろうな・・・・
主演者、また、大根見えるのは、監督の演出の下手さか、
脚本の興醒めのセリフか?
うんざりするような展開に???????

「お姉チャンバラ」を見た。
よくある、女子チャンバラとゾンビの対決もの。
海外も視野の製作。
CGを多用し、切って切りまくるが、話がどうもつまらない。

「ザ・レッジ12時の死刑台」を見た。
これ、「崖っぷちの男」とティストが似てる。
冒頭は飛び降り自殺で高層ビルの最上階で立ち尽くす男。
それを防ぐ警察官とのやりとりから予想外なドラマの幕開けは、ほぼ一緒だが、
本作の方が公開は早い。
たぶん、ネタがかぶったのかもしれないが・・・
ただ、ハリウッドの脚本は各配給会社を回るから、「崖ぷっち・・・」がいいとこどりのパクリかも?
そのノリノリの典型的なハリウッドの娯楽作とは違い、
本作は、宗教的、かつ思想感にあふれたヒューマンな作品。

韓国映画「スイッチ!」を見た。
本国で300万人を動員したヒットムービー。
ヘルメットに爆弾を仕掛けられ、見えぬ犯人の指示に従いバイクで街中を疾走する
ハイテンション・コメディアクション。
全編を、あのキアヌ・リーブス主演で大ヒッとした「スピード」の模倣で、
「ダイハード3」のビル大爆破、「バットボーイズ」の高速道路で車がローリングする
ド派手なカーアクション、「ソードフィッシュ」の人間がぶっ飛ぶ爆破スローモーションと、
そのまんまに、公道、電車などを借り切っての、まさにハリウッドアクションで埋め尽くす。
韓国映画史上、一番の製作費か。
ただし、コメディなので、緊張感はないの難だが。
まあ、誰でもアクション映画を製作するなら、こんな、アクションをやりたいのだろうな・・・
わかる、わかる・・・。

「春眠り世田谷」を見た。
大森南朋主演。
映画製作を志すため、仕事を辞め、日がな一日を、ただ、なんとなく生きる様を描く。
つまらないな・・・・。

映画三昧記2013年4月8日
●僕の手仕事。

「新・座頭市:破れ!唐人剣」を見た。1971年作品。
当時、大映と日活が倒産寸前で苦肉で組んだ、”ダイニチ”共同配給作品。
私の記憶ではタイトルは覚えてはいたが、見たか、どうか定かではないので見る。
おなじみ、勝新の座頭市、
だが、これは、中国から来た片腕のカンフー達人との刀剣を取り込んだ作品。
あのジミー・ウォングが出てる。
うん、これは、全世界をアッと驚愕させたアクションの新旋風、ブールース・リーの
「燃えよ!ドラゴン」によるカンフーブームで、その後、次々と香港などカンフー映画が公開され
「片腕ドラゴン」のジミー・ウォングか・・・そのブームに乗った作品かと、思いきや、
映画を観終わって、ネットでウィキペディアで確認、
「燃えよ!ドラゴン」は1973年公開にビックリ!そして、「片腕ドラゴン」は、1972年作品。
うわぉ〜!この作品、1971年作品、
と、ということは・・・
え〜っ・・・・、勝新、先読みか!
作品はそれほどでもいないが、新たに事を考える勝新、やっぱ、勝新。
この作品も勝新の殺陣の切れ味は追従を許さぬ。
それにしても、ブームの前に、カンフーを取り込んだ時代劇を誕生させていたのだ。
凄いです!

補足:この映画のジミー・ウォングはその後、刑事アクション映画「スカイハイ」を製作したが、
この主題歌は、日本では、
プロレスラーのミス・マスカラスでおなじみ「スカイハイ」と知られているが、
この「スカイハイ」という映画の主題歌であった。
映画はそう、ヒットしなかったが、この主題歌は世界で大ヒットしたのだ。
ジミー・ウォング、懐かしい・・・。

「スマグラー」を見た。
「鮫肌男と桃尻女」の「茶の味」でカルトなファンを持つ石井克人監督作品。
途中で、頓挫。
なんか、ついていけない・・・。
すみません。

映画三昧記2013年4月5日
●僕に塩コショウはいらない。

今さらながら「ソーシャルネットワーク」を見た。
フェイスブックの生みの親、マーク・ザッカーバーグの自伝的映画。
どう、フェイスブックが誕生し、そこにまつわる、
ドロドロした野望や、アイデア盗用の訴訟や、取り巻きからの訴訟などが、
過去と、現在をいったりきたりで描かれる・・・。
出だしは、本当に主人公の性格のイヤさにヘキヘキもし、
物語も専門用語が飛びかい、アナログ人間には????
そう、面白くないな・・・と思いつつも、
意外に、見られちゃいました。
ここでのヒントは、モノを作る過程で、クールに決めないといけない、
感性からくるヒントの決定のスピードさは大事だと、思い知らされました。
どうにか、この手を娯楽化させたのは、やはり、この作品の監督のデビッド・フィンチャーの腕か。

映画三昧記2013年4月3日
●僕は強者ではない。

「007・スカイフォール」を見た。
いつものごとく、冒頭のアクションシーンは定番。
でも、いつもは間一髪、危機を脱出して始まるのだが・・・
今作は違んです!見てのお楽しみ。
そして、さあ、これも定番、
007ファーストクレジットシーンが始まる・・・
これも、いつものごとくいい、幻想的でいい。
主題歌も、近年にない出来。いい!
ワクワクする・・・・
そう、007はこうでなくちゃ!
内容は、Mにも引退勧告、Qは若造へスイッチ、
もう、年寄りの出番ではない、007然り、諜報部員の時代でもないと、
国家は方針を変えようと迫ってくる。
その渦の中、Mをターゲットにサイバーハッカー攻撃で敵は罠を仕掛けてくる。
舞台は上海、マカオと、デジタル的映像美で圧倒する。
前半がいかにもの今風アクションだが、
だが、後半は、がらりと、体と張り、頭脳戦のアナログ。
これぞ、007原点回帰。
絶妙な会話と贅沢なアクション、極上のワインと、フルコースをふるまうように・・・
007、40年以上見てきて、初期を彷彿させる出来栄え。
いいです!

「ボーン・レガシー」を見た。
これは、大ヒットした「ボーン・アイデンティティ」の新たなシリーズ。
お話は、つまらないが、全然、ワクワクしないが、
ラストの舞台フィリピン、マニラでの公道を使用しての大胆なバイクチェイスシーンは、
映画でのカーアクションシーン史上に歴史を刻む。
凄まじいカット割り、ワイルドスピードにありがちなCGは多用せず、
ガチなチェイスは手に汗握る。
カーアクション映画を語らせたら、とめどない私が、
お〜っと、唸るシーン多々あり。
これだけを見る価値あり、
このシーンはDVDではダメ、映画館のワイドスクリーンで見たかった!

映画三昧記2013年4月1日
●僕にもでんぷん質。

「二人日和」を見た。
京都を舞台に、伝統職人と長年連れ添った妻との愛情物語。
藤村志保、栗塚旭。
タイトルから察して、小津世界か・・・。
いかんせん、遠くに及ばぬが、努力は買う。
作り手の一生懸命さも伝わるが・・・
あまりにも話が定番すぎるのがつらい。

「ROUTE42」を見た。これは、四日市出身監督作品。
三重の尾鷲から熊野へと国道42号線をひた走るロードムービー。
黄泉の国をめざして・・・男女3人、こころの葛藤物語???
は〜っ・・・・。しばし沈黙。

「恋愛小説」を見た。
これはWOWOWテレビドラマが、あまりの評判に、スクリーンにての上映。
玉木宏、小西真奈美。
原作は金城一紀の短編小説を映画化のため、どうも、長いが、絵はきれい。
監督は、「重力ピエロ」、「蛇のひと」の森淳一。
繊細な映像感覚は、岩井俊二にもつながる。

「ホステル」を見た。
タランテーィノ製作のサスディステイック・エログロ・ムービー。
殺人を楽しむ快楽、体を切り刻む残酷さ、マニアには大受けらしい。
私は「ホステル2」から見たので、想像はつきましたが、
好きな人にはたまらない作品なのでしょう。
いやはや・・・。

映画三昧記2013年3月29日
●僕は、お箸代わりに作ったつつじの木でご飯を食べた茶摘みの休憩は忘れられない幼少期。

今、話題の壇蜜の「私の奴隷になりなさい」を見た。
予想外にも、映画している。
杉本彩の「花と蛇」に比べ、意味深さがいい。
壇蜜の演技云々はとにかく、作品に対する気合と体当たりさがいい。
この壇蜜、テレビトーク番組では、頭の回転も速い、機転がきく。
そう、美人でもないが、どこか憎めない。
いいんじゃないですか・・・。

「最強のふたり」を見た。
フランスでは、3人に1人が見たというメガヒッオ作。各国でも評判で、日本も公開後、
口コミで尻上がりの大ヒット。久々のミニシアター系のロングラン。
実話に基づいた話で、大富豪の身障者と、ちょっと荒くれの介護士とのコミカルかつ、
シリアルな中にも、ブラックジョーク連発。テンポも良く、また、お互いの心情の挿絵も巧み。
ラストも押し付けがましくなく、さりげなく・・・。
ヒットする要因ふんだんの映画。
まあ、デファルメしすぎは否めないが・・・

「ペンギン夫婦の作りかた」を見た。
”食べるラー油”の一大ブームメントの火付け役、いや、開発した、沖縄石垣島の
夫婦の奮闘物語。
開発の苦労話がメイントと思いきや、それは、味付けで、夫の中国人の帰化申請獲得に労する
妻と夫と、審査官とのやりとりがサスペンスフルに展開していく・・・
ちょっと、だれるシーンも多々あり、???だが、
ラストの落としどころはうまい!
うまく、娯楽映画に仕上げましたか・・・
だが、この手のゆるい系の作品に期待するファンは、
筋立てに、面白さをひとにねりすることもなく、まったり感さえあれば、いいのですが・・・。
エンディング曲の「ヌチグスイ」は聞きものです。

「ひみつのアッコちゃん」を見た。
綾瀬はるか主演だから、見るのであって、普通なら見ないけど・・・。
だから、案の定、つまらない。
赤塚不二夫の漫画の実写化。
本来なら観客ターゲットは10代。でも、その層はこの漫画知らないか・・・
興行上、、20代から30代設定。
だから、無理がある。内容は、大人向けに会社再生話、人間としてどう生きるかを
とくとくと説く説教物語。小学生がね・・・。変身してね・・・無理がある・・・
4つほどの見せ場を用意するあまり、そんなアホな〜の御本にうんざり、2時間。長いよ〜!
でも、綾瀬はるかは可愛いよ〜!
で、しゃんしゃん。

東宝、1967年作品、モノクロ、「上意討ち!」を見た。
最近、テレ朝ドラマで、リメイクされていた。ラストしか見てないけど・・・安っぽい感じ?
それがきっかけではなく、映画好きから、
このオリジナルは必見と言われ・・・
で、
この作品、三船敏郎の時代劇。
でも、黒澤明監督ではなく、「人間の条件」等の小林正樹監督。
うあお〜!
お〜っ!
これが、いい!
最高にいい!
演出、カメラワーク、照明、美術、照明、音楽、編集、
そこへ、脚本が天下の橋本忍とくれば、おっ〜!です。
ストーリー展開は、無駄な脈絡も最小限にとどまり、小気味い。
それでも、切々と、武士社会、宮仕えの不条理さを巧に描く。
現代社会にも当てはまる内容。
これを見ずして、映画は語れないほどの出来栄え。
何故、今まで、知らなかったのか・・・
不思議????
必見です!

映画三昧記2013年3月23日
●僕のワークショップにようこそ。

「ブラックレイン」を見た。
さかのぼる事、25年前。
映画館支配人時代、劇場で公開。思いれのある作品。

当時、公開三か月前に業務用試写室、数名で見る。
「ブレドランナー」、「エイリアン」、「グラディエーター」等のおなじみの巨匠リドリー・スコット監督。
主演にマイケル・ダグラス、共演は高倉健、松田優作、若山富三郎の重鎮が脇を固め、
また、端役ながら、内田裕也、ガッツ石松、安岡力也、島木譲二などが顔を揃えた、
日本の大阪を舞台にヤクザの抗争を描く、アクションムービー。
また、優作のハリウッドデビューとあって期待値も高まる。
ただし、半分ほどが、アメリカでの日本仕立てもあり、少々の違和感、
だが、総じてうまくまとめている。傑作ではないが、個人的には、
”色気立つ”という、変なたとえではあるが、不思議に大好きな映画だ。
興行的は、難しい?かなと案じたら、予想的中の惨敗。
そして、公開2週間後のこと・・・。
あの松田優作の突然の訃報を聞く。製作から前からガンをわかりつつも、治療を拒み、
このハリウッドのチャンスを逃してはならぬ意気込みの出演。
だが、撮影中は、痛みをこらえての撮影だったという。
また、夜な夜な般若心経を日々、書いていたという・・・。
鬼気迫る演技は他を圧倒し、アメリカでも絶賛され、
次のオファーもかなり舞い込んでいたらしい。
しかし、無念の死。悔しかったろう・・・。もっと、映画に向き合いたかっただろう・・・。
この優作の衝撃的な死去報道により、翌日から、閑散だった劇場が、
たくさんのお客で埋まった。
私にとって。興行的には助かったが、複雑なものだった・・・。
個人的に、優作の大ファンでもあったし、優作の作品を劇場で公開する喜びも相まったものが、
悲しい別離の興行でもあった・・・。
ただ、30年間ほどの興行界に身を置いたなかで、印象深い一作品になった。
そして・・・
25年を経て・・・見る時期が、やっと見れる心境。
見た感想。
当時、感じた思いと一緒。
いい。
その思いに、うれしさを覚える。
少し、見方が違ったのは、カメラワーク、照明、脚本の事細かいところに目がいく・・・。
やはりのリドニー・スコット、絵のこだわりはさすが。
エンディングの音楽もいい。
この映画は、私にとって、人生の中の思い出の作品です。
また、優作の渾身の作品でもあります。
優作、ありがとう。

映画三昧記2013年3月19日
●僕が想像妊娠?

韓国映画「凍える牙」を見た。
日本の乃南アサ、直木賞受賞原作の映画化。
主演は韓国を代表するイ・ガンホ、そして「私たちの幸せな時間」のイ・ナヨン、
サスペンスアクションということもあり、期待は高まる。
が、
お話はいかんせん、狼犬物語。
「キタキツネ物語」もビックリ?
唖然。
残念ながら、面白くない。

「怪談新耳袋 劇場版」を見た。2004年作品。
TBS/BSテレビで好評判を得て映画化。それが、単館系でスマッシュヒット。
それからは、シリーズ化され、何作もレンタル店に横並びの人気作。
私は、内山理奈主演作品、黒川芽衣と逆順で2作見たが、これは劇場版1作目。
オムニバスで構成されている。
その中でも、吉田秋生監督と、奇才監督、雨宮慶太作品が手堅い。

「アイランド」を見た。2005年作品。
「アルマゲドン」、「ザ・ロック」、「バッドボーイズ」、「トランスフォーマー」の
マイケル・ベイ監督作品。
だから、アクション一辺倒。
ただ、アクションシーン、特にカーアクションはお手の物、
映像にこだわる、こだわる。
カメラワークはほぼ、移動しいているから、映像酔いする人も続出。
とことん、娯楽に徹している。
2時間20分ほどの長尺なれど、前半1時間、地下での密室劇、後半1時間、逃走劇、
20分、まとめと、たらたら長いだけ。
大手のワーナーブラザースとドリームワークスが組んだだけに製作費はふんだん。
それだけが、見物。
と、スカレット・ヨハンソンは相変わらずきれい。

映画三昧記2013年3月14日
●僕に蒙古斑?

「アルゴ」を見た。
本年度アカデミー賞最優秀作品賞に輝く話題作。
1979年、イランが舞台。革命暴動によりアメリカ大使館が占領されるが、6人が逃げ延びる。
その6人を国外に脱出させるため、偽装の架空のSF映画「アルゴ」を企画し、
ロケハンと称し、大胆不敵な作戦を決行する、実話に基づいたサスペンスドラマ。
リアルに迫る映像展開は手に汗握る。最後の最後まで緊張感を伴う。
これぞ、まさに映画!
ハリウッドの実態など、チクリと嫌味も取り入れ、見事なエンターティメントになった。
「グット・ウィル・ハンティング」、「パールハーバー」のベン・ハフレックが監督、主演、製作も兼ね、
才能開花。
アカデミー賞にふさわしい出来栄え!
見るべし!

映画三昧記2013年3月13日
●僕の前には心臓破りの坂がある。

「単騎、千里を走る」を見た。
高倉健主演の2006年作品。監督はチェン・カイコーと共に中国映画界を代表する
チャン・イーモゥ監督。
代表作品は、可憐なデビューを果たしスターへと押し上げたチャン・ツィーが
心に残る名作「初恋の来た道」、中国の片田舎をテーマとした問題定義の「あの子を探して」、
ワイヤーアクションの金字塔、「HERO」、「LOVERS」等がある。
今作は、中国雲南省を舞台に、親子を見つめる感動作。
この作品は、高倉健の「君よ憤怒の河を渡れ」以来、高倉に恋い焦がれ、
夢が叶ったチャン監督の念願の作品だけに熱く撮っている。
日本のシーンに関しては、ハリウッド映画のように日本を取ると陳腐なことになると危惧し
高倉健とのコンビでおなじみ、降旗監督、撮影、木村大作に依頼するいう映画に対する向き合い方は、大御所ながら素晴らしい。

また、各界から尊敬される高倉健との信頼関係が絵に現れ、
高倉自身も、この映画後、最近作「あなたへ」まで、何の作品にも応じなかったほどだ。
心身とも、この映画に捧げた思いが、十分伝わってくる。
作品内容としては、最高だ!までは、いかないが、
映画人の熱気、魂は、あふれんばかりの作品。
映画人なら、DVD特典のメイキングは特に見るべし。いい。

これも、遅ればせながら、大林宣彦監督の「理由」見た。2004年作品。
宮部みゆき原作。映画化は到底難しいとされ、見送られてきたが、
ここは、大林監督が、新しい手法で取り組んだ冒険作。
前半のテンポがまどろこっしいし、過度なカット割り、演出等で少しうんざりするが、
後半を手堅くまとめ、キネマ旬報、その年のランキング6位さてている微妙な位置づけの評価。
なんか、分かれるのもわかる。
それにしても、メイキングを見ると、スタッフたちの頑張りに頭が下がる。
ただ、いつものごとく大林監督のおしゃべりがうとましい。

映画三昧記2013年3月8日
●僕はちゃんと生きているのか?

今、日本の監督をリードする二人の映画を見る。
一人は、「自殺サークル」、「紀子の食卓」、「冷たい熱帯魚」、「ヒズミ」、「恋の罪」等で
新たな映像世界を構築する、園子温監督の「希望の国」を見た。
原発事故をテーマにした、敬意を表する題材。

もう1本は、「蛇イチゴ」、「揺れる」、「ディアドクター」
等で人間の側面を鋭く刻む、
西川美和監督の「夢売るふたり」を見た。
火災で店舗を失った夫婦、松たか子、阿部サダヲがグルになって結婚詐欺をたくらんでいく話。

ひとこと、どっちも、”狙いすぎ”。
そして、案の定、この映画もくどい。なかなか終わらない。
懇切、丁寧?なエンディングですか?。
鑑賞者のイマジネーションを託さないラストは、何度も書くようですが、邦画界の悪い風潮。
あ〜、疲れた。

映画三昧記2013年3月7日
●僕の能書き。

1963年作品、東映作品、
時代劇の本家本元、モノクロ、「十三人の刺客」を見た。
2010年に、東宝で、三池崇監督、役所広司主演でリメイクされたものを見て、
いいんじゃない!のと思っていたが・・・

いやはや、もう、言葉もありません。
まさに、時代劇。
デティールもいい。脚本がいい。会話がいい。
サムライとは何ぞや、生き様とは何ぞや、大名に仕えるとは何ぞや、
現代社会にも問いかけられるテーマはごっそり、セリフに熱く込められている。
ラストは、(見たい人は読まないでネ。)
武士の無様さも描かれ、
極めつけのラスト、敵の武士がひとり、難を逃れ、ぬかるみの広大な田園で、
助かった〜と言うように、雄叫びををあげるシーンで締めくくる。
これぞ、映画。
昨今の甘口映画のオンパレードにげんなりしていたが、
これぞ、辛口。
いい!
絶対いい!

映画三昧記2013年3月4日
●僕は点取り虫。



「すーちゃん、まいちゃん、さわ子さん」を見た。
スーちゃん役は、カフェレストラン勤める柴崎コウ、まいちゃんは、崖っぷちキャリウーマン役の
真木よう子、さわ子さんは母とおばあちゃんを介護するWebデザイナー役の寺島しのぶ。
婚期を逃した三人が織り成す心模様をリアルに描くほんわかながら切ない日常物語。
なんか、久々に、まったり見たい映画に魅かれる・・・が。

柴崎コウ、真木よう子共演だけでワクワクする。
柴崎は「バトルロワイヤル」、真木は「ベロニカは死ぬことにした」の頃からのファン。
見た感想。
う・・・ん。
出だしは良かったけど、息切れ。
柴崎が映画のテレビ番宣で、”この演技は生を見られているようで気恥ずかし。”と語るほどに
素敵な柴崎がいいが、なんか、まどろっこしい・・・たとえがちょっと変だが、そんな感想。
そして、終わり方が、この頃の映画の傾向だが、遅い。くどい。
いいタイミングで、スパッと終わる映画に最近、お目にかかれないのがつらい。
とにかく、なんか、拍子抜け。

「劇場版:怪談・新耳袋:幽霊マンション」を見た。2006年作品。
「新耳袋」は、過去、1作見たが、このジャンルではマシな方だったので・・・、
この作品が長編1作目というおこともあり・・・
と、
何やかんやとほざきましたが・・・
やはり、主演が黒川芽衣様ということで見る。
お話の展開は案の定で・・・
見るには飽きないが・・・。
幽霊マンションとは気付かず、引っ越す父娘。
このマンション暗黙の決まりは深夜12時までに帰宅すること。
それを超えれば、死。
一度、住めば引っ越しはNG。引っ越せば、死が待ち構えている。
住人の最長住人になり、新たな引っ越し者が現れば、死をまふがれる。
そのルールに従い、住人は苦悩する。
そして、”愛”という名を言ってはいけない。それは、ここに住んでいた行方不明の
女子高校生の名が”愛”という。その”愛”の呪いが、住人達を追い込んでいく・・・。
下手にストーリーを書き込むほど、めっちゃ面白くはないが、
答えはひとつ、
黒川芽衣が、可愛い。それだけが答え。
監督は吉田秋生とかで、ウイキペディアで調べる。
え〜っ!え〜!
な、なんと、、あの「櫻の園」、「ラブァーズキッス」の原作者だと、ビックリ!
この手も好きとは、そして監督まで乗り出すとは・・・
驚き桃の木で死語でくくります。すみません。

「猿ロック」を見た。
市川隼人主演。
鍵師のたわむれアクションムービー。
製作は、「踊る大捜査線」、「海猿」等のROBOT。
パターン化されたスートリーにげんなり。ごめん、早回し。
毎度のごとく、警察がグル話です。

映画三昧記2013年3月1日
●僕の硯石の墨汁は濃い!

「崖っぷちの男」を見た。
ハリウッド映画の定番なノリ。
テレファンボックスのワンシュチュエーションで見事なサスペンスを仕立てた
「フォーンブース」にも似た展開。
内容は、濡れ衣の罪でダイヤ強盗犯に仕立てられた元警察官の男。
脱走を図り、ホテルの高層階から飛び降り自殺を試みる。
ビル下には、やじ馬の群集。阻止を図る、取り巻く警察官。
その男には、復讐と、罪を晴らすための秘策だった・・・。
その結末は・・・
1時間40分、飽きさせない脚本だが、かなり強引で疲れる。
それでも、恋は恋・・・。ではなく、それでもハリウッド映画はハリウッド映画ですネ。

「蛇とピアス」を見た。
今、公開中の「横道世之介」のコンビ、吉高由里子と高良健吾の
5年前のデビュー作に等しい作品。
タトゥーにのめり込んだ女と自暴自棄で粗野な男が繰りなす危うい恋を描く。
SMあり、濡れ場ありの、特に吉高が高良のベットシーンでは、大胆にも、乳首を吸っての荒らしい
からみは、今の二人の想像を超える凄さ。いやはや・・・。いい脱ぎっぷり、SEXぷり。
見どころは、残念ながらそこだけか・・・
監督は舞台監督で有名な蜷川幸雄。やはり、この人、映画の才能は?
とても、画が平凡というか、雑?か、わかってないのか・・・
これ以降、撮っていないのが救いか・・・。

映画三昧記2013年2月27日
●僕が気付かない内に君は部屋を出ておくれ・・・。

「東京家族」を見た。
そうです。世界に名を轟かせた小津安二郎監督作品「東京物語」のオマージュ、リスペクト作品。

ひとこと。
う〜ん・・・。
ふ〜つ・・・。
う〜ん・・・。
「男はつらいよ」等の名匠山田洋二監督が、小津監督に山田流に捧げたのだが・・・
う〜ん・・・。
やはり、小津作品は、小津ワールド。
もう、誰も、この「東京物語」の世界に踏み入れてはいけない・・・。

救いは、この「東京家族」で、原節子役に変わっての蒼井優、
この存在感、出てくるだけで、画面がパ〜ッと変わった。
この出演者陣の中で、群を抜けてというか、
かもし出すものは何なのか!
いい。

映画三昧記2013年2月25日
●僕のドリフトを見てくれ!

韓国映画「火車」を見た。
宮部みゆき原作の映画化。
韓国では、東野圭吾の「白夜行」も映画化したりと、いい原作ならば果敢にチャレンジしてる。
お話は、高速道路のサービスエリアで婚約者の彼女が突然、行方不明。誘拐か?失踪か?
何故・・・?手がかりはつかめない。
従兄の元刑事の協力を得て探しあねぐが・・・。
やっと、彼女の出性にたどり着いたが、本人ではなかった事実に愕然とする。
他人の名義でなりすましていたのだ・・・。
その過去にまとわりついた彼女の秘密とは・・・
一体、何が目的だったのか・・・
この筋立ては、宮部みゆきの世界。
どんどんストーリーにはまりこみ、飽きさせない。
巧妙な脚本、演出、カメラワーク、編集、もう、パープェクト!
最高のミステリーサスペンス映画の誕生!
このジャンルファンなら、唸るはず!
宮部みゆき自身も、このDVDのパッケージの表面に、最大の賛辞を贈っている。
これはいい!

ここで、流れを変えて、
「ぱいかじ南海作戦」を見た。
椎名誠の小説の映画化。
失業、離婚の果てに、人生のリセットするため、男は南の島、西表島に来る。
一面の大きな海原、青い海、青い空。
まさにパラダイス。
ここで、男は、この浜辺でホームレス生活する奇妙な4人組と意気投合し、
飲めや歌えやの酒盛り三昧に明け暮れ、南海の島の気まぐれ生活を満喫するが・・・
4人組の罠にはまり、一切の持ち物を盗まれる。
途方に暮れた時、またひとり、若い男がやってきて、共にサバイバルをする。
またそこへ、2人組のギャルが一緒に、キャンプし始める・・・。
これからは、てんやわんやの大騒ぎの物語。
そう、何も考えず、そう、深くもない。たわいもない。
気取りもない。
難しい映画を見てるわけでもない。
ビールでも飲みながら、あ〜、一度はこんな生活してみたいとほざきながら、
見るには打って付けの一作。
主演の阿部サダヲは適役だが、どう見ても、不思議に、
フジワラの原西にしか見えないのが、笑いを誘う。
ギャルは、貫地谷しほりと佐々木希もいい味付けになっている。
このタイトルの”ぱいかじ”とは、南の風を意味する。
南の島の気分に浸れる、拾い物の一作。

「闇金ウシジマくん」を見た。
山田孝之主演、共演に大島優子。
闇金の裏世界、若者を狙うイベント会社の実態、今どきの風俗など、
都会の派手さの中に狂気性、殺伐さを、デフォルメして描かれ、興味を持って見るが・・・
出だしだけで、あとはスローダウンの展開。
ウシジマくんを、もっと見たい、もっと、闇金道を見たいと思うが、
いろんな要素を入れ過ぎて、何か中途半端。
大島優子のヨゴレ役もうっとうしい。
闇金ウシジマくんで押し通せば、面白い作品になったと思うが・・・
山田孝之はいい!上手い!
だが、話が長い!落としどころがいつまでたっても終わらないラストに、
むかっ腹が立ってくる。
闇金だけで通せば良かったのに・・・。「ナニワ金融道」のように闇金オンリーで。

映画三昧記2013年2月23日
●僕は寝押しはしない。

名作シリーズということで、今更に「十二人の怒れる男」を見た。1957年作品。
監督は、僕の運命を分けた心に残る「セルピコ」、「狼たちの陰謀」、「評決」、「グロリア」等の
巨匠中の巨匠、シドニー・ルメット監督作品。
陪審員を務める12人の男たちが、有罪か無罪かを決める蜜室劇。
現代でも問われるこの制度の良し悪しが見事に描かれている。
舞台が、ある部屋のみで展開されるので、脚本の際立ちと、名優ヘンリー・フォンダ中心の
俳優たちの力量、そして、これをさばける、監督の演出力が無ければ、
この映画は退屈きまわりないものだったろう・・・。
やはり、後世、残る一作です。

ちょっと、気分を変えて、
もう一度、改めて見ましょう僕の気になる思い出の作品シリーズということで、
松田優作の「最も危険な遊戯」を見た。1978年作品。
当時、リアルタイムで映画館で見た。
記憶の映像は、優作がマグナム銃をぶっ放し、車の横転を背後から見届ける
ハリウッドばりのシーンのみが脳裏にあったが・・・
見直したら、いやはや、中盤のガン・アクションシーンでワンカット長回しがありで、ビックリ。
これは唸る。アクションものの長回しはなかなか見かけないが、
この映像が素晴らしい。
監督は、日本のアクション映画の新時代を築いた村上透。
この作品のヒットにより、優作とのコンビで何作かを世に送り出し、
その後、角川映画「蘇る金狼」の大ヒットにつながる。
他に、この監督、テレビでは「西部警察」、「あぶない刑事」でも名をはせる。
松田優作との相性も良く、互いに認め合ってた感がいい。
優作も、この作品がにより、「人間の証明」後、存在感をあふれる怪優と伝説化する。
遺作「ブラックレイン」も忘れられない。

映画三昧記2013年2月20日
●僕にも野沢菜。

アニメ作品「おおかみこどの雨と雪」を見た。
ジブリから独立し、「時をかける少女」でアニメ界を騒然とさせ、「サマーウォーズ」では
大胆な映像世界を披露し、才気みなぎる細田守監督作品。
今作は、ファミリー対象。
内容は、女子大生がオオカミ青年に恋をし結ばれるが、先立たれ、幼子の2人を抱え
都会から辺鄙な山里に引っ越す・・・子供の選択肢のために・・・。
田舎での周りの温かい後押しがあり、女手一人での子育ての奮闘ぶりをコメディタッチに、
やがて、成長する子供の”オオカミと人間”との間の葛藤を繊細に描く。
ただ単に、ジブリ的な甘い感じではなく、子供を育てる親の役目を細田流に
捉えているのはいい。
だが、ちょっと、ストーリーが読めるのがつらい。
でも、飽きさせないし、微妙な映像美は決して真似は出来ない世界。
子供の学年の時の流れの見せ方や、カーテンの揺れに垣間見る女の子の哀愁絵など、
所々の場面展開の絵は、追従を許さぬ細田守監督ならでは。
”どこかのご子息のアニメとは大違いですネ。”(イヤミか?)
とにかく、細田監督は、凄いの一語です。
しかし、私は、やはり「時をかける少女が」は一番の傑作だと思います。

韓国映画「カエル少年失踪殺人事件」を見た。
これは実話に基づいた映画。
1991年。5人の少年が、カエルを山に獲りに行き失踪する。
総動員の捜査にも手がかりも得られず難航するが、ある大学教授の推理やマスコミにより、
失踪した少年の一人の親に疑いの目が行くが、シロであった・・・。
時は流れ、ある日、死体が山から発見される・・・。その殺され方にヒントはあった。
そして一連の流れの中、当時、親を疑ったマスコミ責任者が汚名挽回ばかりに
ひとりの青年の行動に疑念を抱き追い詰めるが・・・。
結果、迷宮入りで、時効となった事件だが、
答えはわかっていても、実話事件の韓国映画の名作「殺人の追憶」にも匹敵する出来栄え。
どんどん追い込むようにヒタヒタと迫ってくる感でエンターティメントに成立している。
いい。
実話作品ではないが、「母なる証明」も良かった。
韓国作品のこのジャンルは魅力的だ。

ドイツ映画「みえない雲」を見た。2006年度作品。
ある町が原発事故によりパニックに陥る。我先にと逃げ惑う人々。
風向きで、見えない放射能を含んだ雲が追ってくる・・・。そして黒い雨。
この物語は、被爆した男女カップルの愛を通して描かれているが
放射能の恐ろしさや、人間の業を訴えている。
日本でも、今回の原発事故。
絵空事の世界ではなくなった・・・。
まだ、日本もその渦中でもあることを忘れてはいけない。

「ターミネーター4」を見た。
うん、見るんじゃなかった。
そう、だから、今まで見なかったのか・・・

映画三昧記2013年2月17日
●僕はサロペットは着ない。

「桐島、部活やめるってよ」を見た。
そうです。業界、評論家、日本アカデミー賞作品賞ノミネートと、
うけうけの作品を、
満を持して見る。
お話は、校内で、ちょっとヒーロー的な桐島がバレー部の部活をいきなり辞めたが、
だが、全然、連絡は取れない中での
高校生たちのそれぞれの物語が交差する青春リアルストーリーかな?

で、

この演出が、とても評判で、いかにも自然体、あるある高校生群像に
まあ、みなさん、食いつきました。
いい!の声、多し!

で、

私は、
ひとこと、UZAです!

はいはい、会話がナチョナルで、高校生のみなさん、共鳴してねか、
アドリブみたいで、身近でしょか、
間の取り方も、いいでしょか、
映画マニアにはたまらん、映画話も、面白いでしょうか、
時間軸も、タランティーノ意識もあり、鉄男もあり、ゾンビファンにはたまらんジョージ・A・ロメロを
たっぷり、映画にまぶしましたか・・・
”映画ファンひつまぶし”を召し上がれか?

この映画の監督は、吉田大八監督。
「腑抜けども悲しみの愛を見せろ」、「クヒオ大佐」では切れ味鋭く、
斬新な映像を見せてくれましたお方。

どうだ!俺の凄い感性を見せつけてやるか!

まあ、こんなとこで、おっさんの愚痴でした。

映画三昧記2013年2月12日
●僕ときぬさや。

「監督失格」を見た。
ドキュメンタリー作品。
20年前から、アタルト女優として名を轟かせ、
2005年、自宅での不審死をした、知る人ぞ知る林由美香(当時、私はファンでした)と、
かっての恋人でもあった、この作品の平野勝之監督との密着ドキュメント。
生い立ちからくるものなのか奔放な恋愛関係の中で、平野の処女初監督作品として知り合う。
それから、平野自身には妻もいるなかで不倫関係が続く。
やがて、作品作りに思い立った監督の北海道自転車旅に、由美香も同行することになり
野宿をしつつ、気ままなふたり旅。
酒にしたたか飲み、酔いつぶれ、おしっこは垂れてしまうわ、泣きわめくわの由美香との
珍道中ながらも、旅を堪能するふたり。
その時々、ケンカに、己が泣いてしまう姿は撮影してないことを、
「監督失格!」と愛情を込めて、ののしられる。
そんな二人の姿は、何故か新鮮。映像も上手い。
見ていて、全然、飽きない。
やがて、二人に別れが迎える。
だが、その後も、相談相手というか、自然とメールのやりとりとかあったが、
2005年、久々に由美香の自宅に取材に出かけたが応答はない。電話も出ない。
そこで、死を目の当たりにする。
そのショックからか、カメラを手にしてない時間が続く。

だが、由美香との北海道旅のドキュメント映画「由美香」のDVDに感銘した、
あのヱヴァンゲリヲン」シリーズで知られる庵野秀明が、平野監督に何とか新作撮らせようと、
プロデュースを買って出る。
それが、この作品。
15年間の記録と、封印された当時の死亡現場の状況が挿入され、
今、改めて、由美香への喪失感を描く。
監督が、最後に成しえなかった事、由美香から言われた、タイトルに通り「監督失格!」を
払拭するため、彼は行動を起こす。
そこが、まさに映画。
この作品は、ドキュメンタリーではなく、”映画”です。
この作品、販売元が、あのメージャーのこの手にはうるさい”東宝”というには、驚きです。
いい作品には、ちゃんと評価したのですね。

平野監督は、”監督失格”ではなく、成し得ています。
故人の由美香も「監督失格じゃないよ。」と、天国から聞こえてきそうです・・・。
この作品には、たくさんの愛が込められています。
好きな作品です。
そして、林由美香、ありがとう。

「カメリア」を見た。
韓国映画。釜山を舞台に愛をテーマのオムニバス3話。
その中でも、秀逸なのは行定勲監督の「カモメ」がいい。
40分ほどの作品だが、コンパクトに見事に描き切った。
やはりの行定ワールド全開。
やさしさに満ちた心地いい作品、この世界観はすごく好き。

韓国映画「ミッドナイトFM」を見た。
ラジオの人気女性DJの娘を人質に、生番組を乗っ取ったストーカーの仕掛ける罠に
半弄されながらも気丈に立ち向かう女性と犯人との駆け引きが交差するサスペンスアクション。
ハリウッド世代の監督なのか、脚本、カメラ、演出、編集、照明にとことんこだわっているし
テンポも良く、ぐいぐい引っ張っていく・・・。上手い。
が、後半になると、クドいというか、長過ぎる。
もう、早く終われよ!の感じで、無性に腹が立ってくる。
話のコンセプトを見せきった所で、少し余白のエンデイングがベストだが、
この落としどころのないラストは、往生際の悪い作品の典型。
出演者の演技はいいけど。ユ・ジテの悪役は最適。

「東京プレイボーイクラブ」を見た。
風俗に生きる世界の中で、不器用に生きる人たち。
大森南朋、光石研の役者が見どころだが、私は、臼田あさ美が出てるから見る。
(そう、私は、二階堂ふみ、木村文乃が好き好きとほざいてはいるが、
臼田あさ美はちゃんと、心にストックしているのです。そう心変わりはしない。)
うん、可愛い。あさ美ちゃんのあなたなりの頑張りに拍手。

「ブレイクアウト」を見た。
ニコラス・ケイジ、ニコール・キッドマン共演の二大スターのサスペンスアクション?と
いいたいが、舞台は、富豪家族を巻き込んだシチュエーションサスペンス。
ダイヤと大金を目当てに自宅に乗り込んだ犯人は、冒頭、「15分がリミット!」と言いつつ、
いやはやの1時間以上も延々、舞台劇みたいに、やりとりが続く。
アホみたいな矛盾も何のその。
ニコラス、キッドマンのがんばり演技は何々????
作品、選びなさい。

映画三昧記2013年2月8日
●僕の後ろ盾。

「ダイアナの選択」を見た。
アメリカンスクールで乱射事件が起こる。
トイレで難を逃れた二人の女子学生だが、犯人は、やがて二人に銃を突きつける。
「どっちを殺せばいい?」と。
そこが、ダイアナの選択の始まりだった・・・。
その究極の選択の過去と、現在がシンクロしながら、
ダイアナの葛藤の日々が続く。
と、くれば、答えは決まってんじゃない!答えまで引っ張っていくのに
感覚映像で引っ張る引っ張る、日本のテレビ番組のCMはさみ責めのようなまどろっこしい。
で、エンディングは、えっ!で終わる???
そうか、違う選択ならば、このような現在もあり得たのかというような・・・こと?
う〜ん・・・。

「洋菓子店コアンドル」を見た。
江口洋介と蒼井優。
ケーキ屋ようちゃん、ゆうちゃんかいな?
もう、ベタベタなお話に、もんどる。
監督は「60歳のラブレター」、「白夜行」で才気を見せた深川栄洋だが、
これは消化不足。「神様のカルテ」同様、娯楽に走り過ぎですか。
蒼井優ちゃんも仕事、選ぼうネ。
優ちゃんは、「ニライカナイからの手紙」が最高だったネ。

映画三昧記2013年2月5日
●僕はろ過紙を持ってない。

名作シリーズということで、「ティファニーで朝食を」を見た。今更。すみません。1961年度作品。
オードリー・ヘプバーン主演。
冒頭で、タクシーで乗り付けたオードリーが、ウィンドーの前で、いきなり、
パンとコーヒーの朝食を食べる所から始まる。素敵なシーンです。この感性はいい。
お話は男女のロマンチックコメディな展開ですが、オードーリーの役柄がじゃじゃ馬、男をカモに
お金街もちだけを狙っている役とは、タイトルからもビックリ。
最初のこの役のオファーはマリリン・モンローだったとか・・・
うん、ちょっと、まどろこっしくて、のろのろの感じですが、
アメリカのフランクな生活臭がいい。
意外にも原作は、あの「冷血」のカポーティにも唖然です。
とにかく、良きアメリカ映画の象徴でもあります。
主題歌の名曲中の名曲「ムーンリバー」は、この映画を、なお綺麗に着飾っています。

映画三昧記2013年2月3日
●僕の節分に恵方巻きはいらない。

ここ最近、名作に感銘し、やはり、名作を見るぞシリーズ(シリーズ化する根性がいい!)流れで
「地上より永遠に」を見た。1953年度作品。
この作品は亡霊のように、タイトルばかりが脳裏に焼きついて、この年まで、あえて避けて
見てはいなかったのですが、この流れでは、見なきゃいけない覚悟で見る。
内容は、ハワイの駐留軍隊に送られて来た一兵士が、
過去のこだわりに、軍隊で浮く羽目になる。
大尉や軍曹にとことんいびられながらも、、ダンスホールの女に恋に落ちていく様と、
また、大尉や上層部の軍部の体たらくぶりを、あからさまに描く。
一体、どの時代のアメリカの軍隊?といぶかしげに見ていると、
ラストに答えが出ました。
空を見上げ、我が軍事演習の飛行機の襲来かと思いきや、ドドド〜ド〜と銃撃砲の荒し。
何事か?そう日本機、ゼロ戦の空襲。
あの歴史的、真珠湾攻撃が始まったのだ・・・。
この攻撃に迷走する軍隊が描かれ、ちゃんと、アメリカの恥部を描いているのが評価されたのか、
でも、映画的にエンターテイメント化にもされている。
ここに、アメリカ映画の真髄を見たりか・・・。
意気込んで見たせいか、ちょっと、拍子抜けは否めない。

気分を変えて、韓国映画「キッチン・3人のレシピ」を見た。
2009度作品。
1年を経過した、幼なじみの新婚カップル。
その夫しか知らない妻は、ある陶芸展示館での見知らぬ男性にうつろいの中、体を許してしまう。
その事実を、無垢な彼女は夫に告白するが、ダンナは、その事実は封印のように
許したかのように許す。
だが、妻の相手は、自分の今後、レストラン事業の相棒でもあった・・・。
その事実には気付かず、奇妙な3人の同居生活が始まる・・・。
これだけで、三文ドラマかいな、ですが・・・
ドラマの進行具合はムラがありますが、
時折、ハッとする演出に心が動く。いい。
私的には、この映画、好きです。
人って、愛って、ココロって、こんなものだ感がいい。裏切り、秘め事は人間の本能ですものネ。
エンディングは久々に好きな終わり方。
エンディングロールも心地いい。
これぞ、韓国映画の真髄。

映画三昧記2013年1月30日
●僕はサンパウロに行ったことがない。

「シャレード」を見た。1963年度作品。
オドリー・ヘプバーン、、ケーリー・グランド主演、
監督は「雨に唄えば」のスタンリー・ドーネン監督、
音楽は「ひまわり」のヘンリー・マンシーニ。総々たるメンバー。
そうです。私は、恥ずかしながら
、今更の初見です。
う〜ん、いやはや、今、作られているミステリー、サスペンス、ラブロマンス、コメディ等の
原点がここにあり!です。全部、入っています。
カメラワークに至っては、まさにそのもの。
凄い!の一語。
この作品が50年前の作品ですか・・・うわ〜・・・。
バックにかかる曲、どこかで聞いた曲調やなと・・・、ふと、あれ〜・・・あの曲じゃないですか・・・
私の好き好きな邦画のサントラで、「犬神家の一族」のテーマ曲みたいじゃないですか・・・
そうか・・・あの曲のモチーフもここからだとわかり、ビックリコックリ!(死語)です。
もう、ちょっと、ちゃんと名作、見ないとネです。穴があったら入りたいほどのお恥ずかしい限りです。

と、いうことで、
フェリーニの「道」を見る。1954年度作品。
20歳の時、1973年作品「フェリーニのアマルコルド」をリアルタイムに劇場で見たとき、
なんか、ピンとこず、今まで、イタリア映画の名作中の名作、
フェリーニの代表作「道」をずっと遠ざけていたのですが・・・
食わず嫌い、いや、見ず嫌いでは、「シャレード」の二の舞は避けましょうで
見る。
ひとこと、「いい!」では語れない映画。
人間像を、このような作風で切り取っているとは・・・
お〜!です。

こうなりゃ、日本を代表する小津作品「浮草」を見る。1959年度作品。
世界に誇る「東京物語」が1953年。
TUTAYA、ゲオにある限りの小津全作品(大好きです!)は、ほぼ見てはいたのですが、
この作品は大映作品です。(ほとんどが松竹映画)
伊勢志摩半島を舞台に、旅芸人一座の浮き草稼業の人生気まま風まかせのドラマ。
おっ、これは、「男はつらいよ」の寅さんの原点では?みたいです。
これもいい。
演出がすこぶるいい。

で、
こうなると、昨今の映画が、なんか、どうなの?
視覚効果に目がいき、3D頼み、CG頼みに
すべてが作り物世界観に興醒め。
ドラマへの視点で描かれていないし、
ドラマ性の映画も、監督が、どう、私才能あるでしょう?みたいな作りにウンザリがごろごろ・・・

やはり、映画は過去の名作あり!ですネ。

映画三昧記2013年1月29日
●僕がヤワなことはしない。

アルゼンチン映画「オリンダのリストランテ」を見た。2001年度作品。
アルゼンチンのブエノスアイレスで、古びたリストランテを切り盛りする女主人・オリンダ。
人生に疲れ、店を手放そうかと悩む彼女の前に、旅人のドイツ人の青年が現れる。
安宿で盗難に遭い、路頭に迷っていた彼を見かねたオリンダは、
店で寝泊まりさせてやることに。
以前恋仲にあった女性を、はるばる探しに来たという青年。
その二人と共に、そこに集うお客たちとの人生謳歌を綴る。
人はどこかに生きがいを見つけ、生まれ故郷に思いをはせるが、
今、確かに生きている場所に、心は宿る。愛も宿る。
人生をやさしく振り返る感動的なヒューマンストーリー。
本作は世界の数々の国際映画祭で絶賛されたという。
それもうなづける素晴らしい作品。
とても、ほっとし、人生の背中をなでらかにそっと触ってくるような珠玉の名作です。
見るべし。

アメリカ映画「クライモリ」を見た。
かなり旧作の一連のスプラッタホラーもの。
壮大なクライモリに迷いこんだ男女が、異常者に襲われるというノリは、ハリウッドの
お家芸ですが・・・
良くこなれて作られています。だから、知る人ぞ知るの作品か?
面白いことは面白いが、
やはり、私、このジャンルは、トーマス・ハウェル主演、ルドガー・ハゥアーの
「ヒッチャー」が最高峰で、
他には、「スクリーム」、「ワイルドシングス」、「ラストサマー」、「ルール」、「アイディンティー」等が
好きでしたネ。

「パッセンジャーズ」を見た。
お話は、飛行機墜落事故の生存者5名にセラピストとしてついた女性が、
結果、航空会社の謎に突き止めていき、また生存者との許されぬ恋に落ちる。
だが、そこに待ち受けていたものは・・・想像を絶するどんでん返しとは・・・
これだけで、面白そうで見たが、案の定の結果。
オチは書きませんが・・・

まあ、わかる人にはわかるか・・・
ヒント?シックセンス?黄泉がえり?アナザー?
でも、このオチ、これは無理。
それはないでしょう!
期待して見た分だけつらい。

「デストランス」を見た。
10年前、あのアクション新未来を予感するインディーズのアクション映画の金字塔、
北村龍平監督の「ヴァーサス」でアクション監督の下村初監督作品とうことで見る。
2006年度作品。
海外配給を意識したのか、時代劇ながら、バイクもでてくるわ、剣が機関銃になるわ、
カンフーはあるわ、ラストは、「チャイニーズゴーストストーリー」でしゃんしゃん。
VFXと肉体を張ったアクションなれど、
話の内容がしょぼいから、全然乗らない。

映画三昧記2013年1月25日
●僕にポトフ?

「忍ぶ川」を見た。1972年度作品。東宝作品。
日本を代表する一人の名匠、「海と毒薬」等の熊井啓監督。
主演に栗原小巻、加藤剛。
家族の負を背おい、自分は幸せになれないと思い生きる、男と女。
だが、心に秘めた互いの純な恋心が、流麗なカメラワーク、編集、脚本、見事な演出で
モノクロームに描かれている。
これぞ、日本映画の真髄。さりげなく、人生のヒダを切り取っている。
ほんの幸せとは何か?さりげなく問いかける。
とても心を打つ作品です。
素晴らしい!

それにしても、栗原小巻が美しい。
当時、吉永小百合のファンがサユリスト、小巻がコマキストと2分したが・・・
懐かしい時代の栄光の小巻の代表作でもある。
いい。見るべし!

映画三昧記2013年1月22日
●僕は真剣。

何年ぶりかに、韓国映画「春の日は過ぎゆく」を見た。
これは3年前に、買ったDVD。買うのは珍しい私に、訳がある。
この映画三昧記でも、取り上げてきたが、
この作品は2001年度作品。
当時、名古屋の映画館センチュリーシネマで見たのです。
今でも鮮明に覚えていて、エンデイングの後もふわ〜っとして、あまりの感動にです。
サントラCDもその劇場で、即購入したぐらいですから・・・。
時は経て・・・
この12年間、5回以上は見たでしょうが・・・
間隔をあけて・・・

今回の感想は、想像を絶する?思いです。(たとえが強烈ですか?)
もう、どのカット、どのカット、取り上げても、心が絞られてきます。(このたとえも????ですが・・・)
やはり、今回、私にとって長編(デスワードゲーム)の製作過程も含め、私生活も含め、
今、まさに見るべき映画の総決算のような映画でした。
これほどまでに、切なく、狂おしく、愛おしく、
映画に愛を込められた作品はないでしょう。
この作品を見てから12年間、この作品が、永遠だと、思っていましたが・・・
やはり、確信です。

”素晴らしい!”の一語に尽きます。

ホ・ジノ監督、ユ・ジテ、イ・ヨンエの俳優陣に敬意を表します。
ちなみにエンディング曲の作曲は松任谷由美です。いいです。
本当にいい作品を作っていただきありがとうございます。

映画三昧記2013年1月18日
●僕は円山花街母の街。

韓国映画「神弓」を見た。
韓国で興行動員740万人動員の大ヒット作品。
1636年の戦国時代。中国の清が朝鮮に攻め込んで来られた村の一族が
立ちむかう歴史アクション大作。
弓の名士が敵をバッタバッタと射る射る!
他の批評を読むと、そう賞賛されていないが、
いや、これは、見事なエンターティメント!
ラストの崖での攻防は、まさに凄まじい!見事な演出。
なおいいのが、敵にもきちんと、心が描かれている。普通は悪役だけですますのだが、
行き届いた細かい演出がいい。
見て損はない!韓国で大ヒットもうなづける!
花を添える共演の女優ムン・チェウォンが美しい。タイプ。きれいです。

で、やっと、TUTAYAで見つけた”二階堂ふみ”様の
「神聖かまってちゃん・ロックンロールは鳴り止まないっ!」を見た。
う〜ん・・・・。あえて批評は避けます。
好きな人は好きなはず。
でも、この二階堂ふみの写真は、とても可愛い。いい。とてもいい。

映画三昧記2013年1月15日
●僕が氣志團には入ってはいない。

「プロメテウス」を見た。
監督は、あの伝説となったSF映画の金字塔「ブレードランナー」、
またクリチャー映画の走り「エイリアン」、日本が舞台の松田優作の遺作でもある
アクション「ブラックレイン」、アカデミー賞に輝く「グラディエーター」等の
リドリー・スコット監督の最新作。御年75歳。
と、期待して見たが、内容はB級映画。がっかり。
50年先の未来。人類の起源をたどるため、宇宙船プロメテウスは、ある星に
たどり着く。そこに待ち受けていたものは、一体何か?
で、オチは、想像通りの結末になります。
あ〜・・・つらい。

こうして、またつらいものを見る。「苦役列車」。
芥川賞受賞の西村賢太原作の映画化。
森山未来扮する、中卒の日雇い労働者。
ろくでもない生活の日々。滞納でアパートは追い出されるわ、酒を飲んでは憂さを晴らし、
まとまったお金が入れば風俗にも余念がないという自暴自棄で自分勝手な男を演じる。
監督は、「リンダリンダリンダ」、「天然コケッコー」の名匠、山下敦弘監督。
前半は何とか、見れたが、だんだん見ていると腹が立ってくる・・・。
何が描きたいのか?一応、東映公開のメジャー作品なれど、
おいらたちで、作り手側だけで腹いっぱい楽しみました調にうんざり。
救いは、共演の前田敦子が、しっかりとした演技で体を張っているところ。
これだけは、見る価値がある。
あっちゃんの大人の映画へのチャレンジ精神には感服です。可愛いです。

映画三昧記2013年1月14日
●僕の快心の一撃はどこ?

「大木家の楽しい旅行:新婚地獄篇」を見た。
何それ?って感じ?
主演は竹之内豊、水川あさみが扮する夫婦が、同棲生活の延長の結婚で、もはや倦怠期。
デパートのいかがわしい地獄旅行のチラシについ、乗っかり、奇奇怪怪な地獄旅行の始まり。
まあ、このノリで、コメディの2時間は疲れるし、そう、面白くもない。
だが、水川あさみが出てるからいい。
(いい!最近いい!TVトーク番組でナチョナル飾らない人柄がいい。
この年なると、理屈抜きで、もうとんとん拍子の人柄と脇汗でおなじみの有働由美子も言える、
ポンポン言えあるのがいい。難しく生きるのはイヤですネ。)
だから、水川あさみ見たさに、見てしまいましたが
映画にするのは何故?の疑問に、はいはい疲れました。

「GOEMON」を見た。
今更だけど・・・。
紀里谷監督?、あの宇多田ヒカルの元ダンナ、「キャシャーン」の監督です、で、どうですか?
あえて、避けていたのに見た?
どうせ、CGでしょ、斬新ででしょ?感に避けていたのは理由。
やっぱでした。
アクションシーンには力入れました。
どうだ!どうだ!凄いだろう!俺の絵は!
これが俺の世界観だ!の迫力には、拍手ものですが・・・
絵がCGというより、アニメそのもの。そこへ、実写も入ってくるから・・・
実写が陳腐に見えたり、興ざめしたりの繰り返し。
どんだけ、リアルにドラマに迫力も持っていこうとしても、
アニメタッチの絵に、心は動かない!
気迫は十分に伝わってくるが、結局、自己満足の世界。
この映画に紀里谷監督自身、自ら、製作費8億円、自己保証したから、見上げたものですが・・・。
余談ですが、それにしても、出演の広沢涼子は演技は下手ですな・・・。
これはミスキャストです。

映画三昧記2013年1月10日
●僕は、あの7日、七草粥を食べてない。

今更ながらの黒澤明監督「蜘蛛巣城」を見た。
ひとこと、やはり、世界の黒澤監督です。
もう、全編、画面が重厚。
カメラワーク、移動、唸る!唸る〜!
若干、間延びシーンもありだが、これは、しょうがない。
まるで、日本伝統の能の舞台を見てるよう・・・
日本よりも、外国で絶賛されるのがうなづける。
私、20歳の時、映画館でリバイバル上映の時、「羅生門」で衝撃を受け、
「七人の侍」では、娯楽と芸術がミックスされ、「生きる」では、ヒューマンナなテーマを切り込み
これぞ、黒澤ワールドを堪能したものですが・・・
まだ、たくさんの黒澤映画を見てない恥の私ですが、
この作品を見て、昨今の映画界は、ハリウッド的編集に感化される現実と
日本ならではの”静と動”の強弱のコントラストの良さを改めて認識しました。

「バイオハザード・リトリビューション」を見た。
まあまあ、ハリウッドの典型的映画のお手本映画。
ゲームの映画化だから、全編、アクションだらけ。ストーリーはそっちのけ。
1作目は、スートリーも練り込んであったが、ここまでくると、
アクションを見せるしかないかのノリ。
セットにはお金がふんだんに使われ、異次元ゲームの世界。

とことん、くどいくどい、アクション散りばめられているから、最後には、腹いっぱい。
もういいや・・・。

「チョコレートバトラー」を見た。
あの伝説?の「チョコレートファイター」の主演の女の子のまた出番。
生で見せるカンフーの荒技が見どころだが、
この手の悲しさ、話はどうも面白くない。
わかってはいるが、つらい。
体を張ったアクションは、バイオハザードとは大違いか。
スタントマンも傷だらけいうか、死と紙一重かなのアクションは感心です。

「オードリー」を見た。
あの春日は出ていません、念のため。
内容は、女子高校生のリアル恋愛映画か?
この感じは、岩井俊二が作れば、十二分に堪能はさせてくれるでしょうが、
これはいかんせん、
どうだ!今風だ!見てくれ、この作風、才能あるのでしょうな作り方。
あ〜退屈。

「ビンゴ」を見た。
「リアル鬼ごっこ」、「×ゲーム」、「骨壺」の山田悠介原作の映画化。
この人のお話は、そうはずれはないが、
これは、人間ビンゴゲーム、並べば死ぬの展開は
これは、驚愕?のラストだけのためにか、どうも話がはずまないし、弱い。
出演者は多数のため、無名の役者ばかり、そこそこの学芸会を延々見せられる感じ。
乗れないし、そう、面白くない!

「サルベージマイス」を見た。
広島発のアクションムービー。
知る人ぞ知る、ハリウッド映画「キックアス」の真似事。
主演は、何故か、谷村美月です。
ほんわかアクションかな。
監督が「仮面ライダー」ものばかりの人だから、
お話は、しっちゃかめっちゃか。
またしても、つらいな〜・・・。

今にして見る、初めて見る薬師丸ひろ子の「メインテーマ」を見た。
監督は森田芳光。
「セーラー服と機関銃」は相米慎二監督、「探偵物語」は根岸吉太郎監督ときた
豪華顔ぶれ、名に恥じぬ出来栄えは、アイドル映画らしからぬ作品だったが、
これは、いけません。
最悪の駄作です。
監督だけが喜んで、とことん絵にこだわりすぎて、自己満足映画の典型。
何にも、面白くないし、薬師丸も生かさていない。
当時、ファンも怒っていたのではないでしょうかね・・・。
でも、薬師丸は、可愛いです。
当時、ファンだったのに・・・
今になって、見るのも不思議なものです。

「交渉人THE MOVIE」を見た。
テレ朝のテレビ番組の映画化。米倉涼子主演のアクションムービー。
徹底的にエンターティメント。ハリウッド映画のノリの全部足し込み。
後半はこれでもか、これでもかの、いわゆるどんでん返しの連続?
ほへ〜っと見ている方には、面白いかと思われますが、
いやはや、脚本が、とんでもなく陳腐。
それはないでしょう!の突っ込みに空いた口も塞がらないから猿轡は必要?映画!
こんなのばかり作っていては、
日本映画に未来はない!と、向きになることないか・・・。

10年前の作品「張り込み」を見た。
あの松本清張ではなく、若林しほ主演のサスペンスドラマ。
出だしから、カワメラワークといい、演出が上手い。
男と女の密室劇だが、最初はそんなアホ〜の展開、だが、どんどん引き込まれる。
面白いじゃん!
エンディングロールの監督名にビックリ。
な、なんと、あの「はつ恋」等での名匠、篠原哲雄監督ではありませんか・・・。
そら、上手いはずです。

映画三昧記2013年1月3日
●僕はハツラツオロナミンC!明けましておめでとうございます。

「CUT」を見た。
正月早々から、とてもヘビーで辛辣、かつ、メッセージージ色の強い映画見る。
監督は、イランを代表するアミール・ナデリ監督。
西島秀俊が主演。脚本に『EUREKA ユリイカ』の青山真治監督が参加。
お話は、芸術映画にこだわり、自宅の屋上で世界の名作の上映会を
開いている、売れない映画監督役に西島秀俊。
それを援助するため借金トラブルで、殴り殺され死んだ兄への自責の念から、
また借金返済のため、”殴られ屋”を始める男の姿を描く。
共演には常盤貴子、菅田俊、でんでん、笹野高史ら実力派が名を連ねる。
要は、話の展開は、物語は、狂言回しの役割で、
昨今の映画界状況を憂うテーマ。
シネコンは、娯楽ものばかかりで埋め尽くされ、”映画を映す”。ていをなしていない。
極めつけの西島のセリフ、いや、監督の罵倒のメッセージは
「映画は売春ではない!映画は芸術だ!」と、何度もののしる!
これには、いささかの議論もありましょうが、
これほどまでに、映画をこよなく愛し、
日本を代表する黒澤監督、小津、溝口を敬愛し、それが、何度も画面に出てくる。
トーキーの時代も含め、100年近い歴史の映画を始め、
たけしの"HANABI”も愛す。
全編、血まみれ、残酷な暴力シーンの連続に目を背けたくなるが、
監督は、このシ−ンを通して、
怒りの矛先は、映画界の堕落を強く強く、訴える。
これほどまでに熱い映画の思いを訴えた映画は例を見ない。
壮絶かつ、入魂の一作には間違いない。

もう、目いっぱいのパンチをもらった感覚です。
ほんまに、凄いな〜!

映画三昧記2012年12月29日
●僕に鉢巻は似合わない。

「一命」を見た。
今年、1年を締めくくる作品にふさわしい映画。
この作品で、今年1年間で合計219本を見たことになる。ヘトヘトです・・・が、
この作品で、満足感に浸る。
アベンジャーズのコピーじゃないが、「これが、日本の映画だ!」と言いたくなる。
時代劇だが、「最後の忠臣蔵」もとても良かったが、これもいい!
武士スピリットの王道。
これぞ、日本人!
この武士道こそ、現代に問いたいよ。
政治家も、いや、ほとんどの国民も、私も、志など何もありゃしません。
ただ、自己の保身、裏切り、嘘、欺瞞に満ちた生活。
まあ、今更、この作品も見せても手遅れですが・・・、いや、
ピンときませんでしょうね。
市川海老蔵、瑛太、満島ひかり、役所広司、みんないい演技してます。
監督は、奇才、三池監督。
腹の座った作品となりました。パチパチパチ・・・。

映画三昧記12月26日
●僕が生でレンコンをかぶりつく勇気がない。

湊かなえ原作のWOWOW製作「贖罪」の中編2話、後篇の最終話を続けて見た。
前篇、1話は、蒼井優と森山未来の圧倒的な演技で見せ、そして、2話は、
小池栄子、水橋研二、威風堂々の演技に、名匠、黒澤清監督の冴えわたる演出と脚本の腕も
相まって鬼気迫る迫力で唸る内容になりました。

さて、中編、3話は、安藤サクラ、加瀬亮、がっぷり四つの演技、
4話は、もう、池脇千鶴の独丹場!何のてらいもなく、これが女優!とばかりに
見せつけられる。特にこの逸話は面白い
で、最終話は、ここまでの4話の締めくくりは、小泉今日子、香川照之だが、

ありがちな謎解きになりパワーダウン。役者は申し分ないのだが、過去の作品に
見られた黒澤清流がちょっと鼻につく。
上手いのだが、今までの淡々とした切迫感の流れが台無しの展開。ちょいがっかり。
いい作品に間違いはないが、黒澤清監督は天才だが、最終話で、ミステリーのオチ感に、
なんか熱も冷めました。

4話までは、完璧なのに・・・。
でも、WOWOW製作のドラマは面白い!あまり、はずれがない!

「ダークナイトライジング」を見た。
バットマン新シリーズの3部作の最終作。
2部の「ダークナイト」は良かった。脚本構成といい、演出といい、
アカデミー賞の候補に挙がるほどの出来栄えだった・・・が、
これは、ちょい、いけません。脚本に深みがなく、理屈セリフにうんざり。
ラストの攻防もなんかね・・・。いやはや・・・

まあ、キャットウーマンが出てるから見たけどね・・・
この監督、たまに手抜き的なカットがあるのが玉に傷か?
アクションシーンではワンテイクで良しみたいな、ゆる〜りの殴り合い?あり。
そう思うと、関係はないけれど、あらためて、「セブン」、「ドラゴンタトゥーの女」の
デビット・フィンチャー監督のワンカットワンカット徹底完璧主義は驚異です。


韓国映画「白夜行」を見た。
原作者は東野圭吾。遂に韓国が映画化。
日本でも、原作者自ら傑作というだけあってテレビ化、映画化されている。
TBSドラマでは主演が綾瀬はるかでした。これ、良かった。私、全シリーズを見ました。
今までにない綾瀬はるかの非常でクールな演技に魅了されました。

映画では堀北真希主演で、監督が深田栄洋ならではの味わいある陰影のある作品になり、
ヒットはしませんでしたが、いい作品でした。

この期待値のなか、満を持しての韓国の映画化。
期待にたがわぬ脚本の出来映えだし、緻密な展開。
主演は、あの「8月のクリスマス」、「シュリ」、「カル」でおなじみ国民的俳優ハン・ソッキュ。このところ出番がなかったが、持ち味を出している。
共演は「私頭の中の消しゴム」のソン・イェジンとくるから、製作費はふんだんの大作。
だが、韓国では興行的にコケらしい。100万人動員にいかずとか・・・。

原作者も忠実に描かれていい!とベタ褒めなのだが、
私も、悪くないが、すこぶるいいというわけでもない。
1時代を終えたスターだのみのキャスティングが命とりかな。
見て、損はなしですが・・・。
それにしてもラストが韓国風で、ドラマがメロドラマ過ぎるのが難か・・・。
さりげなく終われば、冷酷な感じで良かったのに・・・。

「ゴメンナサイ」を見た。
ホラー作品。原作が有名らしい。
だからデティールがしっかりとしている
日記風に描かれ、ヒタヒタ迫っては来るが・・・

お話は「リング」風のノリは毎度のこと、そこに洋画「ファイナルデスティネショーン」の
味付けか。だが、原作の良さがいかされていない。

監督が良ければ、これは拾い物一作になったに違いない。

洋画「星の旅人たち」を見た。
お久しぶり、あの「地獄の黙示録」のマーティン・シーン主演。
監督は、息子の俳優でもあるエミリオ・エステベス。
スペインの聖地サンティアゴへの800キロにわたる巡礼の旅を描く。
親子中が良くなかった息子が巡礼中、志半ば急死したため、その思いを果たすため、
遺灰をまきながら、息子の思いを胸に旅するロードムービー。

この話のネタ元は、プライベイトで自ら、巡礼し、その経験から、これは映画にしようと
思い立ったことから始まったとか。

話は、道中に知り合った3人の巡礼者とともに旅をするが、みな、いろんな思いを秘めている。
だが、その逸話はチープすぎて、話がはずまない。

景色はいいのだが、肝心の物語の展開が弱い。長いな〜と、何度も重くなる。
それが無ければ、自分探しの旅として、心をもっと近くに寄せられたのに・・・。

「波の塔」を見た。
松本清張原作の松竹映画の40年前近くの作品。
主演に有馬稲子、津川雅彦、20歳台の時。
映画自体は面白くはないが、有馬が綺麗さに尽きる映画。
あまり認知度のない過去の作品は、それだけのことがよくわかる。

「9+1」を見た。
独特のホラージャンルを築く、「富江」、「ひぐらしの鳴く頃」の及川中監督作品。
メイキングで見る限り1週間もない撮影。あまりにもチープ。全然面白くない。

この監督の極めつけの傑作は「ひぐらしの鳴く頃」か。これは良かった!
私の大好きな作品です。もうひとつ、この監督、青春ものもあるんです。
「ラヴァーズ・キッス」。これは名作のひとつです。

興味のある方は、「ひぐらし・・・」、「ラヴァーズ・・・」を見てくだされ!

何年ぶりかに「セブン」を再度見た。
映像ワンカットこだわり名匠デビット:フィンチャー監督の初期作品。
やはり、こだわった映像だ。カット割りもいい、演出もうまい。
今さながら、ちょっと目が肥えての鑑賞、惚れ惚れしますな〜。

「斬」を見た。
チャンバラムービーの4話オムニバス。
1作目は、水野美紀を迎え、気合十分の殺陣シーン。カット割りは凄まじい。
だが、シュチェーション限定のためか広がり感がないし、安い。
2話は、あの深作監督の息子健太の作品。お笑いのつもりか、4話の中でお寒い。
ラストは押井守監督ならではの世界で終幕。

それにしても、全体に安い。

韓国映画「ナタリー」を見た。
大学教授の上、有名な彫刻家の男に、女性の人体像を売ってくれと哀願する男が現れる。
そこには共通の女性を通して、互いの秘密があった・・・。

ミステリーに惹かれ見るが、まあ、この上なく面白くない。
SEXシーンは念入りに描かれ、ここから下品に明記、乳首は吸い倒すは、
腰はぐいぐい振るはの、まさにこれぞ、ポルノ?いや、それ以上!

ここまで、やりまくると、うんざりする!セックスはソフトがいい。
(アホか!下手なセックスばかりしまくって!と過去の女性に罵倒されそうでな私です。
この場を借りて、すみません・・・。)

とにかく、これは、UZA!です!

「女子高生ゾンビ」を見た。
B級ホラーゾンビ・スプラッタ・チャンバラと言いましょうか・・・。
これは、あえて書くこともないか・・・。
パッケージ表紙の一人前の良さに騙されるな!か?

あえて、勝新が20年前に最後に監督主演した「座頭市」を再度見た。
好きな作品だから、冷静に見た。
出だしは、カット割り、編集の粗さに驚くが、ここは勝新、天才の由縁。
たとえはおかしいが、映画が“色気”だってるんですネ。
この色気というのは、なんというか、映画が大好きさが高じて、ぐぐっと、
色気立つという意味で、感じてね。
これに類似するのが、マイケル・ダグラス、高倉健、遺作になった松田優作の
「ブラックレイン」にも言えます。まあ、私の感覚です。
で、座頭市は、やっぱ、勝新に勝るものはない!
立ち回りは、追従を許さぬ、見事な動きです!
勝新は、天才です。いい!

テレビドラマの総集編として映画化した韓国の「アイリス」を見た。
連続ドラマを編集だから、いきなり荒らしく話が飛ぶ!
舞台は日本、中国、ヨーロッパとめまぐるしく舞台展開に、ついていくのはつらいし、
感情移入も出来ない。
俳優は、イ・ビョンホン始めとする韓国スター豪華そろい踏み。
お金はかけました。アクションは派手にしました。
でも、話が、????ではつらい。

韓国映画「オガムド」を見た。
5話のオムニバス。最初の1話が最高。男女の出会いを男の感情を通して描く、
これが絶妙な脚本。
これは韓国映画ならでは。この1話のみだけ良かっただけですが、
これだけ、見る価値あります。オススメ。

映画三昧記12月22日
●僕はキレイキレイ。

「外事警察」を見た。
あの「ハゲタカ」のNHK製作スタッフが放つ新たな作品。
もちろん、やはり、上手い!
映像テクニック、カット割り、脚本、ずば抜けている。
完全にハリウッド仕込みです。
主演の渡部篤朗のアウトロー的でクールでワルの匂いを感じさせる役には最適、
見事なまでに演じきっている。
共演の真木よう子もいい、また、韓国俳優キム・ガンウもいい。
手放しで、これは好き!

映画三昧記12月3日
●僕は凝ったパンプキン料理より、ただ、かぼちゃ煮でいい。

201本目を吉永さゆり主演、東映60周年記念作「北のカナリアたち」を見た。
やはり、映画館で見るのはいい。迫るものがあるし、非日常の世界に導く。
この映画を見る動機は、日刊ゲンダイの夕刊紙で監督の阪本順一が、
映画製作においての俳優陣の演技を語っていて、
それぞれ、「みんな持ち味をいかんなく発揮した。」と・・・。
そう、名だたる今の映画界を引っ張る俳優陣、脇役を宮崎あおい、満島ひかり、小池栄子、
森山未来、勝地涼、松田龍平と連ねる。みんな上手い。
やはり、宮崎あおいの安定感と、この頃乗っている小池栄子が特筆。
だが、内容と監督の腕さばきはにぶい。撮影の木村大作も弱い。
やっと、感涙のラストを迎える。泣かせる。
しかし、押しなべて、映画評は平均的。
私もそう。
でも、原作は、「告白」でブレイクした湊かなえの小説「往復書簡」の
一編「二十年後の宿題」の映画化。この原作者のオチ感はいつも、いい。

これに乗って、湊かなえ原作、小泉今日子主演のW0W0W制作「贖罪」を見る。
これは、前篇、中編、後篇に分かれ、、そのうち1と2話を見る。
連作だが、小泉今日子粉する母が娘を殺され、犯人逮捕につながらった恨みの矛先が、
当時、事件に遭遇した同級生に向かう。ひとり、ひとり・・・
「今後、あなたの人生で贖罪をどんな形で見せてくれるか。いつも注目していると・・。」
小学生を脅す。
そして15年後・・・。
1話は、「フランス人形」。
当時の事件を目の当たりにした同級生の大人になった役は蒼井優。共演は森山未来。
偏執な物語だが、監督は、あの黒沢清。
上手いな〜!カット割りが少ないのは名匠の証。
照明も凝っていい。
2話は、この上をいく良さ。
主演に小池栄子。「八日目の蝉」で花開くきっかけになったが、
これは唸るほど上手い。
やはり、監督の腕も大事だが、俳優はなお良ければもっといい。
この「贖罪」はいい。
だが、ちょっと間を開けて見ないと、重いか・・・。
それにしても、黒沢清監督は凄いです!

映画三昧記11月27日
●僕の軒下に吊るし柿が見当たらない。

今年は、200本の映画(DVDがほとんどはご容赦)を見るのを決めたのはいいが、
それは大変なこと。2日に最低1本以上だから・・・。

絶対、無理は禁物。成せばなるの心意気。
過去、19歳の時、1年間で本100冊読むと決めて、最初は太宰治、石川達三、
三島由紀夫ときて・・・、途中から、松本清張などの推理物、SFの星新一へ流れ込んで、
年末ぎりぎり大みそかに紅白見ながらのながら100冊目というつらい経験がある。


久しぶりの意気込み。
もう、ヘロヘロ・・・だべし。
とにかく、来ました。母は来た。この岸壁に。(岸壁の母か!)
その記念すべき、200本目を、「北のカナリア」と決めていたが・・・

変更。
あえて、40年前の過去に見た作品を見ることにした。
何故なら、確認したかったんです。自分の立ち位置を。
その作品名は、「内海の輪」。松竹映画です。邦画です。

松本清張原作、岩下志摩、中尾彬主演のミステリー作品。
この作品を見たのは、私が、当時、映画大好き高校生の時。
田舎の員弁から遠路はるばる、四日市の劇場へ。
当時は、関根恵子、「ハレンチ学園」「野良猫ロック」にはまっていたし、
洋画は「ある愛の詩」、「小さな恋のメロディ」か・・・。
そう、見るものがなく仕方なく見た。
それも、2回続けて(当時入れ替え制なしだから)。暇つぶし。

松本清張原作のミステリー。男と女のw不倫の愛憎劇。
所詮、こちらはお子ちゃまだから、大人の世界はわからないから退屈だった記憶。
おぼろげにラストの断崖での岩下志摩、中尾彬がもみあっていたのだけ覚えてる。
でも、何故か、不思議に心に残っていた映画・・・。

どうでしょう。40年を経て見ると・・・
監督は斎藤耕一。この作品後、「約束」、「旅の重さ」、「津軽じょんがら節」があり、
藤田敏八監督も含め、この一時代を築いた監督。
なるほど、上手い。絵もこだわり。丁寧。

男と女の堕ちていくさまがいい。自堕落な・・・。
それにしても、岩下志摩はきれい。
あらためて見てというか、初めて見る感じ。
この作品、嫌いじゃない。

好きな感じ。
こんなバカな私も大人になりましたか・・・。
見て良かったです。
記念すべき200本目でした。


200本目、その前には、
このような下記の作品を見ました。

韓国映画「サニー」を見た。

お金だけの愛をくれる夫、気ままな娘、満たされない日々が続く主婦が
高校生時代に思いをはせる。
あんなに輝いて、友達との喧嘩、恋、すべてが愛おしい時代。1980年代。
その友達のひとり、現在はがんによる余命の中、主婦は青春を共有した仲間達を
を集めることを思い立つ。
興信所を使い、ひとりひとりと訪ねるが、いろんな人生をしょいこみ苦しんでいる。
みな、楽しくない人生。お話は、あの時代をリプレイしながらすすんでいく。

その思い出シーンにはふんだんにヒット曲が散りばめられている。
その中でも、「ガールズ」の主題歌は心地よく、
極めつけはソフィー・マルソー主演(懐かしい)の「ラ・ブーム」の主題歌が
私の心を震わせる。いい。あの時代、映画館勤務時代、上映したな〜・・・

つい、泣けてきた・・・。曲がいい。
淡く切ない時代。そうか、この監督も、
この時代、「ラ・ブーム」、「ガールズ」には思いれもあったのか・・・。

とにかく、ラストは、やり過ぎ感があるが、泣ける。
とても、やさしさに満ちた映画。

「テルマエ・ロマエ」を見た。
青山テルマ?の映画では決してない。(当たり前!)
古代ローマから浴場設計技師が、日本の現代にタイムスリップ。
それも銭湯に登場とくるから。もうこのアイデアだけで・・・
引っ張っているうちはいいのだが、どうしても話が歴史を刻む話の展開になると、
笑いはちょっと二の次か・・・。

阿部寛の「トリック」で見せたコメディさは炸裂するのだが、後半、尻すぼみ。
セットはお金をかけました、笑いは中途半端でした、てなわけで。

「愛と誠」を見た。
西條秀樹、早乙女愛主演の大ヒットの松竹映画から40年近くか・・・。
これは、リメイクではなく、完全に別物のとんでもない作品。
ミュージカルあり、アクションあり、お涙頂戴あり、何でもありの、
まあ、一言でくくるなら、“奇想天外真面目もあり何でもありのコメディか?”です!
あの岩清水君は、君のためなら死ねる!“どころか、
いきなり不条理にスリッパで叩かれるシーンに、ありゃらんらん・・・。
生真面目な人が見ると、ふざけんな!と罵倒するかも?
見るのも頓挫するかも?それぐらい、悪ふざけ過ぎるとも言えるが・・・

奇才、三池崇監督とあって、本人だけがノリノリみたい。
完成記者会見で、主演の妻夫木は、あきれた作品です?みたいなコメントだし、
武井咲に至っても同様みたいな、三池監督だけがご満悦みたいな。
映画館で金を払って見たら腹立つかもしれないな〜・・・。


インド映画「ロボット」を見た。
知る人ぞ知る、CGふんだんアクションカルト・ムービー!
過去に奇跡のダイヒット!インド映画「踊るマハラジャ!」の再来を期待したのか、
角川映画が買い付け。まあ、アクションはやります、やります。

カーチェイスでは、スタントマン命がけで体張っています。
ラストは怒涛のロボツト大暴れのCGマトリックス風アクション炸裂。
それにしても、パワフルです!
話は、研究者が製作の本人そっくりロボットが恋に破れ逆切れで反乱するという
バカげた内容。演出もドラマの部分はどうしても稚拙だから、早回し見もOK

アクションだけは、世界初的みたいな?インド映画、恐るべし。

「ジーンワルツ」を見た。
「チームバチスタの栄光」、「ジネラルルージュの凱旋」の海堂原作の映画化。不妊治療、
代理母等、医療界における体質を赤裸々に描く問題作と言いたいが・・・
そんなレベルではなく、主演の菅野美穂の女医が遭遇する
仰天の出産パニックムービー!と言いたくなるアホくさいスートリー。

監督は「NANA」の大谷健太郎。脚本もダメダメだが、監督も安い。
何がミステリーか?
矛盾だらけで、全然入り込めないし、面白くもない。

虚脱感も冷めやらず、その後で、34年前の作品「事件」を見た。
監督、「砂の器」等の松本清張シリーズ、サスペンス映画の名匠。
この作品も、名だたるスタッフで固められている。
撮影は川又昴、脚本は新藤兼人とくるから見応え十分。
特に脚本の細かい展開は職人たる由縁。
さりげないシーンもふんだんに挿入され、お祭りシーンなどあっさり5秒です。

この贅沢な演出も、この映画の内面をうまく切り取っており、唸ります。
出演者も豪華、佐分利信、丹波哲郎、芦田伸介、乙羽信子、渡瀬恒彦、松阪慶子、
大竹しのぶ、永島敏行、森繁久弥、等と・・・、
特に大竹しのぶの演技は目を見張ります。

34年前の作品、この映画の素晴らしさ。
あの時代のパワーと迫力、脚本の緻密さは到底、かないません

「相棒2」を見た。

今回は、大がかりな展開ではなく、警察内部の内訳。
「踊る大捜査線」でも、内情は同じこと。
組織は、腐る。特に権力は腐る。腐り方もたちが悪い。

常に、正義派ふりかざしているから・・・。
ノンキャリアも、キャリアも、いろいろな事情のなかで、メシを食う。
余談:テレ朝、警察ネタでの番組が、うようよ・・・。
警察ドラマは、テレ朝。
「相棒」のパクリは香取、山下のTBS「ブラザース」、
キムタクのフジ月9ドラマ「お金がない」。は関係ないか?ごめん。

映画三昧記2012年11月〜2010年

*カツ舌語録NEW<映画三昧記>2010年〜2008年


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制作:chuei.jp
四日市中映シネマックス

STAFF: Setuo Watanabe  Namiko Tati  Tiaki Kobayasi  Mika Tutui
THANKS: Yasuo Itou  Yosiyuki Oota  Hiromitu Ootuka  Turukiti Suzuki  Tosimizu  Miki Nakamura