私が最も泣いた映画

が最も泣いた映画No.1

「砂の器」1974年作品
当時20歳の時、映画館で号泣した初めての映画!
松本清張の原作は読んでいた。清張一連のミステリー映画と思って見たが、後半1時間は怒涛の涙、ナミダ。若さゆえ、そう簡単に映画で泣けるほど感情豊かな年齢ではないのに、今まで映画で泣いたことなど一切ないのに、もう泣いた、泣いた、大学さぼって、名古屋の松竹座(懐かしい)の記憶は、今でも鮮明。



が最も泣いた映画No.2

「火垂るの墓」1988年作品
高畑勲監督。この涙の意味は重い。
当時、「となりのトトロ」の2本立てという豪華な2本立で、「トトロ」で心が癒され、この映画で戦争の悲惨さを重く受け止める。これほどまでにアニメ作品で泣いたのは、後にも先にもないほどです。この映画の素晴らしさを語っている、高畑勲監督は、宮崎駿監督とは一線を化す繊細な描写は群を抜く。
また遺作となった「かぐや姫の物語」に、すべてが集約されいてます。



が最も泣いた映画No.3

「いま、会いにゆきます」2004年作品
映画館時代、この映画を上映できたことを誇りです。
当時、公開から大ヒットというわけでもなく、観客のクチコミから、週追うごとに尻上がりの集客を呼び込みました。また、主題歌のオレンジレンジの”花”もヒットし、さらに加速しました。もちろん、作品の出来は素晴らしく、大半の方は号泣です。ただし、話の展開に突っ込みどころ多い、それはないよ!のアンチの批評も目につきましたが、この作品は愛を語るファンタジーなのです。何を伝えたいかを感じとって欲しいものです。今、尚、忘れた頃に、この映画を見ます。やはり、号泣です。亡き竹内結子には、「黄泉がえり」とともに、代表作のひとつしょう。ただ、悲しいかな、この共演が縁で結ばれた主役お二人の離婚により、地上波ではお目ににかかれません。あらためて、地上波で放送していただきたい。切に願います。竹内結子。ありがとう。いい作品を残してくれて・・・。



が最も泣いた映画No.4

「あの花が咲く丘で、
    また君に出会えたら」
2023年作品
涙、鼻水、泣きすぎです・・・。
女子高生がタイムスリップし、太平洋戦争終戦間近の時代に。そこで出会った特攻隊を通して、戦争の悲劇を問う。批評では甘口過ぎるとあるが、敷居を低くして、若い世代にも特攻隊の事実を知ってもらうためによかったのでは。とても素晴らしい出来栄えになっています。コミックの映画化とあって、お客もJKに囲まれての鑑賞。涙と鼻水、ぐちゃぐちゃになりました。



が最も泣いた映画No.5

「おにいちゃんのハナビ」2010年作品
思い切り泣いて下さい。号泣です!
年に一度打ち上げられる花火に思いを託す余命わずかな妹と兄の絆を描く、実話に基づく感度の物語。この映画で、谷村美月は丸刈りして撮影に挑んだ渾身の演技は涙を誘う。
あまり知られていない映画ですが、是非、ご覧下さい。
実話だからなおさら・・・。



が最も泣いた映画No.6

「世界一キライなあなたに」2016年作品
尊厳死という重いテーマなれど愛のカタチを綴る。
交通事故で車椅子生活を送る青年実業家と半年限定の介護にあたる女性の愛の物語。
ただ単に恋愛モノではなく、尊厳死という重いテーマを突きつけられる映画だが、女性の愛らしい態度に救われていく様は胸を打つ。また、生きる意味を問い直してくれる。号泣間違いなしの問題。この愛のカタチもあるのです。



が最も泣いた映画No.7

「ユア・マイ・サンシャイン」2005年作品
女優チョン・ドヨンの熱演、ラストは号泣です!
実話を基に、純朴な青年と、愛に不信な女性の愛の奇跡を描いた感動作。
暗い過去から逃げ回りHIVに冒される女性と彼女を愛し抜く純情な男の純情。
愛し抜く!とは、こうだ!それに尽きる映画。難しいヒロイン役に挑んだチョン・ドヨン。その夫を演じたファン・ジョンミン。劇中で2人が歌う「ユア・マイ・サンシャイン」の曲に、無償の愛の尊さが込められている。ラストは号泣モノです。



が最も泣いた映画No.8

「雪海」2015年作品
ベタだからいい、王道ラブストーリーに涙!
総じてレビュー評価が悪い。
よくある難病ものお涙モノが災いしたかそうかわからないが、私は単純に泣けた。
ベタ過ぎる。だから、これはいいのだ。いいのです!



が最も泣いた映画No.9

「今夜、ロマンス劇場で」2018年作品
映画愛にあふれたラブストーリー、泣けます!
綾瀬はるか、坂口健太郎主演。
モノクロ映画のヒロインが現実世界に迷い込んで、現実世界の青年と織り成す切なく甘くて恋のファンタジックなロマンス。荒唐無稽なストーリーですが、全編、映画愛が散りばめられていて、予想を遥かに超える出来栄えに胸打たれました。
ラストは涙なしでは、見られません。好きです。



が最も泣いた映画No.10

「夏の夜空と秋の夕日と
     冬の朝と春の風」
2019年作品
四つのオムニバス映画、全部いいが、4話目には涙する。
1話のみが、夫婦の物語が愛情を語るものですが、すべて、いろいろな愛にあふれた、とてもやさしい四話のオムニバス。このような作品が話題にもならず埋もれている悲しい現実です。邦画のミニシアター系には珠玉の隠れた名作がごまんとあります。
もっと、世に出したいものです。本当に素晴らしい作品です。



が最も泣いた映画ベスト

「黄泉かえり」2002年作品
泣ける映画というより”心で泣く映画”でしょうか・・・。
この作品も映画館時代、上映。とても好きな作品!

当初、この映画、3週間限定公開だったのですが、興行サイドもはなから期待もなしがで、出足も悪く、案の定でしたが、それがそれが、2週目には、どんどん観客が押し寄せ、3週間どころか、超ロングランに至った作品です。
ヒットした柴崎コウの主題歌、”月のしずく”も、ラストを大いに盛り上げ感動的に、当時、私は、このラスト15分の歌のシーンには、何度も場内に入り、見まくっていたものです。映画批評としてみれば、押しなべていいものではないでしょうが、上記の”いま、会いにゆきます”同様、心で感じて欲しい、そのような作品です。でも、何故か、不思議なめぐり合わせ、竹内結子、両作品とも、”黄泉”がテーマです。それが、なおさら、とても切なく、竹内結子を忍ばせます。本当にありがとう。でも、やはり、悲しいよ・・・。




















































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制作:chuei.jp
四日市中映シネマックス

STAFF: Setuo Watanabe  Namiko Tati  Tiaki Kobayasi  Mika Tutui
THANKS: Yasuo Itou  Yosiyuki Oota  Hiromitu Ootuka  Turukiti Suzuki  Tosimizu  Miki Nakamura