私が選ぶ映画セレクション
私の心に刻む洋画No.1
「タクシードライバー」1976年作品
ニューヨーク・ダウンタウン。サックスのジャズの響きと共に、
蒸気の中をイエローキャブが現れる・・・、最高のシーン。

このシチュエーションだけで、ご飯が何杯も食べられる。語られる。当時、ベトナム戦争の後遺症に苦悩する、ひとりのタクシードライバーの青年。彼は、街のダニどもを、マグナム銃で断罪していく・・・。この映画も、社会派に名を借りながらも、強いメッセージに面食らう。巨匠マーティン・スコセッシ、主演はロバート・デ・ニーロ、そして少女役にジョデイ・フォスターという、みな、この映画で、一躍、ハリウッドの話題をかっさらった。まさに、伝説中の伝説の映画である。凄い映画と呼ぶにふさわしいキングです。


私の心に刻む洋画No.2
「ブラックレイン」1989年作品
松田優作のハリウッドデビューながら遺作となった。
私は、今でも、この映画は大好きだ!

日本の大阪が舞台にアメリカの刑事、マイケル・ダグラスと日本の刑事、高倉健が協力してヤクザに立ち向かうクライムアクション。監督も、あの「エイリアン」、「ブレードランナー」の映像感覚で名をはせるリドニー・スコットとくるから期待大だった。私の映画館でも上映したが、予想に反して、残念ながら公開当初は入りも散々だった・・・。だが、その中、松田優作の急死をうけ、朝から松田優作のニュースが各局に取り上げられこともあり、翌日からは、ビックリするほどの入りを見せた。ここで、松田優作の凄さを垣間見る。映画の内容は、インパクト性に欠けることもあり、総じて批評は良くなかったが、ただ私は大好きな映画である。この映画にはアクションながら、漂う凄味の色気(表現はおかしかもしれないが・・・)に、虜になった。私の映画館人生の中でも、一生、忘れられない想い出深い1作である。


私の心に刻む洋画No.3
「続・激突カージャック」1974年作品
スピルバーグの劇場1作目作品!
スティーブン・スピルバーグ監督の1作目を「激突!」と思われているが、それはアメリカのテレビドラマで、あまりにも評判いいので、日本では劇場で上映し話題に。
この映画が、スピルバーグとしての映画処女作。まあ、それにしては、酷いタイトル。「激突!」にあやかって邦題だが、原題は、「シュガーランドエキスプレス」です。里子に出された息子を取り返すため、夫婦でカージャックする、実話に基づくのだが、内容はシリアスで、スピルバーグの潜在能力を十分に知らしめた最高傑作である。
只者ではない、スピルバーグだから、随所にカーアクションを散りばめるところがサービス精神の賜物。カーアクションが凄いというわけはないが、追走する30台以上のパトカーの壮烈なシーンは、なんと美しいことか。私は、本作で、スピルバーグの虜になった。後に、「ジョーズ」、「E.T」などの世界的名作を産んだが、これが原点である。才能がはとばしる、この作品を、私は、映画館で、何度も何度も見た。本当に素晴らしいの一語。


私の心に刻む洋画No.4
「セルピコ」1974年作品
私が初めて見た衝撃の実話の洋画、打ち震えた!
私が20歳の時、洋画の娯楽作ばかり見ていたが、興味もなく、たまたま見たのが、この「セルピコ」。内容は、ニューヨーク市警内部の凄まじい腐敗の実態に、若き警察官が、ひとり立ち向かうが、やがて仲間はずれ、内部から命も狙われる羽目になる。この展開に、娯楽作ばかりの平和ボケの私には、えっ、こんな映画ってあるの!です。ビックリです。能天気に生きてきた私には、あまりにも衝撃でした。こんなジャンルもあるんだ、社会派ドラマです。そこから映画の見方、チョイスと変わってきました。多種多様なジャンルにも目を向けるようになった、きっかけの映画人性のターニングポインの映画です。
その後の人生の軌道は、この映画を見た映画館で、学生時代にバイトを始め、縁あって、このグループ会社の就職し、その映画館の支配人に収まった、縁をくれた映画です。だから、思い入れも人一倍、いや、私の映画人生のベースです。
監督、シシドニー・ルメット、主演、アル・パチーノ。豪華です。



私の心に刻む洋画No.5
「ショーシャンクの空に」1995年作品
映画ファンに永遠に愛される名作!
ステーィーブ・キング原作の映画化。ショーシャンク刑務所を舞台に無実の男と老いた男との友情を描いた作品。アカデミー賞7部門にノミネートされたが無冠に終わったが、この映画を語らずしてはいれらない。傑作中の傑作です。今でも、この映画を見てない方は、映画通とは絶対言えない、避けては通れない1作。必見です。


私の心に刻む洋画No.6
「スタンド・バイ・ミー」1986年作品
私の家には、このポスターだけ飾っています。
スティーブン・キング原作、ロブ・ライナー監督の青春讃歌。ステーィーブン・キングだからミステリーでもホラーでもない。小さな田舎町での家庭に問題を抱える4人の少年たちが、興味本位で、町から30キロ先の列車の轢死死体探しの旅に出る冒険物語の様相だが、淡い青春が香りたつ傑作である。当時、映画館時代、この映画を上映出来たことは誇りです。クチコミも良く、若い人たちを中心に幅広いお客が足を運んでくれました。また、主演のリバー・フェニックスが女性を虜にしました。唯一、この映画のポスターだけが私の家に飾ってあるほど、記念すべき心に残る映画です。


私の心に刻む洋画No.7
「レオン」1995年作品
リュック・ベッソン監督のハリウッドデビュー作品!
ニューヨークを舞台に12歳の少女が殺し屋に育てられる快作。
ジャン・レノと、初映画デビューの初々しいナタリー・ポートマン。アクション映画でありながら、純愛映画を呈している。当時の興行は出だしは良くはなかったが、クチコミ効果は絶大。さあ、この映画に酔いしれろ。


私の心に刻む洋画No.8
「グロリア」1980年作品
あの「レオン」の原点は、この映画だ!
マフィアに惨殺された一家の男の子を助けた中年女グロリア。少年をかばい、ニューヨークを舞台に戦いが始まる。ちなみに主演女優ジーナ・ローランズのダンナ、ジョン・カサヴェティスが監督している。リュック・ベッソン監督の代表作「レオン」は、この映画を真似たとされる。是非、ご覧下さい。あの時代を反映したハードボイルドに興奮します。


私の心に刻む洋画No.9
「ローン・サバイバー」2013年作品
タリバン200人vsアメリカ兵4人だけの対決。
まるで戦場の真っ只中にいる臨場感!

米海軍特殊部隊ネイビーシールズが、アフガンでの200人のタリバン兵と4人だけの攻防に陥る。その中で、たった一人の生還を果たした隊員の回想録に基づく凄まじい実話。全編に渡る緊張感、よく、生き延びれたな〜と、思うほどの激戦。リアルがもたらす戦闘シーンは手に汗握る。是非、見るべし!


心に刻む洋画No.10
「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」2015年作品
これで、女優ダコタ・ジョンソンを好きになった。!
世界的ベストセラー小説の映画化。恋愛経験のない女子大生が、若きやり手大富豪に、ソフトSM調教を仕込まれていく。その過程が、興味のない方には苦痛かもしれない。アブノーマル恋愛だからか・・・?でも、そこじゃない。愛し方を問う映画、リトマス試験紙映画ではなかろうか?私は大好き。ヒロインのダコダ・ジョンソンが適役。この映画、シリーズ3作まで続いたが、この1作目が最高です。




































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制作:chuei.jp
四日市中映シネマックス

STAFF: Setuo Watanabe  Namiko Tati  Tiaki Kobayasi  Mika Tutui
THANKS: Yasuo Itou  Yosiyuki Oota  Hiromitu Ootuka  Turukiti Suzuki  Tosimizu  Miki Nakamura